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2012年10月27日 (土)

McLaughlinらしいハード・フュージョンだが,またもRanjit Barotのドラムスに辟易とする私...。

Now_here_this "Now Here This" John McLaughlin and the 4th Dimension(Abstract Logix)

John McLaughlin,当年とって古希の爺さんがやる音楽とはとても信じられないぐらいのハードさである。この人,どういう体力をしているのかと思ってしまうが,いつまでも若々しくかっ飛ばす姿はそれはそれでOKである。アルバムもいかにもMcLaughlinらしいフレージング満載で,ファンはそれだけでも嬉しくなるだろう。

だが,私はこの作品を聴いていて,本当に辟易とさせられていたのである。主題にも書いた通りだが,ここでドラムスを叩いているRanjit Barotのせいである。私は以前McLaughlinのアルバム"Floating Point"でも,この男のドラムスが嫌で嫌で仕方なかった(それについての記事はこちら)のだが,Barotのリーダー作"Bada Boom"でこいつを見直したなんて書いた私がバカだった。やっぱり駄目なものは駄目である。

何が許せないか。力まかせに叩きゃいいってもんじゃないだろうと言いたくなるこのドラムスのうるささは私にとってはノイズでしかない。McLaughlinのパワーに対抗するためには,バンド・メンバーもそれなりにパワフルでなければならないということはないとは言えない。"Floating Point"においても触れたが,Mahavishnu OrchestraにおけるBilly Cobhamを思い出せばよい。バンドにはCobhamという超絶ドラマーを擁していたが,そこでのCobhamはパワーだけでなく,時として繊細ささえ感じさせるセンスに溢れたドラミングを聞かせていたのと,このRanjit Barotの「単細胞ドラミング」とは大違いである。

こうなってくると,坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという感じになってきてしまった私である。とにかく,聴いていて不愉快。その後,全く聞く気も起こらなくなり,もはやどこにあるかもよくわからん"Floating Point"と同じ道を歩むことは確実である。この一本調子なドラムスのせいで,どの曲を聞いても同じに聞こえてしまうように感じさせられてしまったのだから仕方がない。

ということで,私はMcLaughlinのファンではあるが,これは私が繰り返し聞くアルバムとはならない。これを聞いて(というよりもBarotのドラミングを聞いて)不愉快になるぐらいだったら,ほかのアルバムを聞いている方がはるかにましである。もう私はRanjit Barotが参加している限り,それがMcLaughlinのアルバムであろうとも買うことはなかろう。私にそこまで思わせた罪作りなアルバムである。あまりの不快感に無星でもいいぐらいだが,それではほかのメンバーたちにあまりにも失礼と言うことで,星★。とにかくこんな音楽では私は高揚感は得られない。まじでドタバタうるさいだけで,下品極まりないドラムスのせいでボロボロになった失敗作。McLaughlinももう少し考えてミュージシャンを選べよと言いたい。

Personnel: John McLaughlin(g, g-synth), Gary Husband(p, synth, ds), Etienne M'Bappe(b), Ranjit Barot(ds)

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コメント

たしかに、ドラムがやかましい部分ってのはあるのですが、でもその煽りに乗ってのハードな展開ってのが気持ち良い部分でもあった というのが、私の感想です。

この 4th Dimension ってバンドは最近の John McLaughlin の活動の中ではかなり気合の入った演奏を聴かせてくれて個人的には気に気に入っているんですが。。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんにちは。TBありがとうございます。

私の場合,Ranjit Barotのドラムスを生理的に拒否しているって感じなんです。ハード・フュージョンが好きでも,McLaughlinが好きでもこればかりはどうしようもありません。ということで,このアルバムの運命は...って感じですね。まぁ,しょうがないです。

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» John Mclaughlin Now Here This [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
John Mclaughlinの4th Dimensionsの(映像作品を除くと)4枚目のアルバムになると思います。   Industrial Zen (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/35395082.html)   Floating Point (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/53563833.html)   To The One (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/594656..... [続きを読む]

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