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2012年10月26日 (金)

これぞパワー・トリオ:このメンツによる"D Flat Waltz"ほかのレパートリーとは反則だ!

Hbc "HBC" Scott Henderson / Jeff Berlin / Dennis Chambers(Tone Center)

Tone Centerレーベル得意の格闘技系ハード・フュージョンである。このメンツを見れば,その手の音楽が好きな人間は確実に手を出すはずだが,今回はレパートリーにWeather Reportの曲を多く取り上げているのが特色ながら,サウンドはこの3人らしい極めてハードなものとなっている。

私がこのアルバムを最初に聴いたとき,冒頭の"Actual Proof"の変拍子的アプローチ(換言すれば,よくわからんデニチェンのビート)に面喰って,どうもグルーブ感が今イチ出ていないのではないかと思った。これでは"Flood"における同曲のHerbieの演奏には絶対勝てないと思ったのだが,聴き進めるうちにそんなことはあまり気にならなくなってきた。そして,逆にこれはいいわぁと思ったのがWeather Reportのアレンジメントを踏襲したととも言うべき"D♭ Waltz"を聞くに及んだ時と言ってよいだろう。これがえげつなくカッコよい。オリジナル(と言うよりも,Live Under the Skyで聴いたWRによる演奏)からしてカッコよかったが,ここでの演奏も12分近い長尺を強烈なグルーブでかっ飛ばすって感じである。

そして,私は数少ないオリジナル"Wayward Son of Devil Boy"のどブルーズにまいってしまった。シンプルなブルーズであるが,Scott Hendersonの時として現れるブルーズ指向が強烈に打ち出されていて,ほかの曲とは印象が違うが,短いながらもこれはこれで燃える。思わずく~っとなってしまった。そして最後は"Stratus"だもんなぁ。こうした選曲はやはり反則である。

私がこのメンツが来日していたことさえ認知していなかったのは全くの恥だが,ライブでの演奏を積み重ねてのレパートリー化と思われ,急造バンド的な感覚はない。もちろん,実力者,テクニシャンの集まりだから,これぐらいできて当たり前って話もあるが,それにしても絶対生で見ておきたかったメンツと言ってよい。まぁ,でもこうしてアルバムが出ただけでもよしとすべきかもしれないが,またツアーで来日しないものか?現在,欧州ツアー中のようだが,次こそは絶対に行くと宣言したくなるようなアルバム。星★★★★☆。

だが,このジャケットはないよねぇ。こういうセンスのなさが星を半分減らさせる要因なのである。CDとは言え,トータルなパッケージとしてもう少し考えがあってもよさそうなものである。もったいない。

Personnel: Scott Henderson(g), Jeff Berlin(b), Dennis Chambers(ds), Sanya and Angela Henderson(vo)

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コメント

ご無沙汰しております。
先日はコメントありがとうございました。

”ようつべ”で、聴いてみました。
ちょっとコレ興味があるので、今度聴いてみます。

東信JAZZ研究所さん,こんにちは。返信が遅くなりました。

このアルバムは文句なくカッコいいです。記事にも書きましたが,これでもう少しジャケのセンスがよければよかったんですが,音は期待通りです。是非お試し下さい。

届いてから1ヵ月放置していて、聴いてみるとこれがまた、ハードコア・フュージョンとしてスゴく良かったでした。遅れて聴いてちょっと後悔しています。

最近あまり登場しないスコット・ヘンダーソン(トライバル・テック/Xは出ましたが)なので、もっとたくさん露出があるといいのになあと思います。この2枚でどちらがいいか、悩ましいところです。

TBさせていただきます。

910さん,おはようございます。TBありがとうございます。

まぁ,このメンツでこの曲ですからねぇ。悪いはずはないです。ブート音源(NYCのIridiumでの演奏)ではドラムスがMike Clarkに代わっているのですが,"Actual Proof"はブートの方がいいような気も。なんてったって"Flood"で叩いていたのはClarkeですからね。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

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