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2012年9月22日 (土)

今までのイメージとちょっと違うOregonの新作

Family_tree "Family Tree" Oregon(CamJazz)

私はこのブログにも何度も書いている通り,Ralph Townerのかなりのファンである。Ralph Townerのファンである以上,Oregonも聞くのが当然だが,それなりには聞いているとしても全作品を聞いているわけではない。私としては,TownerにはOregonの語法とソロでの語法がちょっと違うようにも感じている部分もあるのも事実だが,好みで言えば,Townerソロ作の方を好んできた。しかし,Oregonでも好きな作品はあるし,特にライブ盤は気に入ってよく聞いている。

そんな私がこのアルバムを聞いていて驚いてしまったのは,今まで私がイメージしてきたOregonの音とかなり違うように感じたからである。一言で言えば彼らにしてはビートが明確に刻まれている曲があり,そこが耳に残ってしまって妙に躍動的に聞こえる。フュージョンのようにさえ聞こえる瞬間があるから不思議である(最後の"Carnival Express"に顕著)。これはOregonのアルバムを聞いてきて感じたことのない感覚であった。こうした音楽性は私が聞いていないアルバムでも展開されていたのかもしれないのだが,少なくとも"Live in Moscow"や"In Performance"ではなかったもののように思う。

既に結成40周年を越えても,新しい音楽性を打ち出そうとするその進取の精神は素晴らしいと思うが,従来型Oregonとでも言うべき音との混合に戸惑うリスナーがいても不思議はない。バックにはTownerによるシンセサイザーの導入されており,そうした響きもこのアルバムの感覚を違ったものにしているようにも思える。その中で"Jurassic"なんてインタールード的にも響くが,サウンドはコズミックにさえ感じさせるしなぁ。とにかくへぇ~って感じなのである。

いずれにしても,私が想像していた以上に多彩な音楽が収められて,相応に楽しめる作品であることは間違いないが,やはり多少の違和感を覚えている私である。その一方で,ここでのTownerのピアノが相当に美しく,改めてその実力に驚かされたことは言っておかねばならないだろう。私がファンなのはギタリストとしてのTownerであるが,ここで聞かせるピアノのフレージングは非常にリリカルでありながら明晰な感覚もあって,これは大したものだと思ってしまった。トータルで言えば星★★★☆ぐらいにしておこう。だが,このアルバムにおけるGlen Mooreのベースは,アコースティック・ベースはこう録音して欲しいと言いたくなるような特筆ものの音の良さ。これを聞くだけでも価値があるかもしれない。

Recorded on April 24-28, 2012

Personnel: Paul McCandless(oboe, b-cl, ss, fl), Ralph Towner(g, p, synth), Glen Moore(b), Mark Walker(ds, perc, ds-synth)

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コメント

EVAです、おはようございます。

今朝見ましたら、100万を6超えていました。(爆)
達成おめでとうございます。

一般の方のブログで100万はそうそうないと思います。

不断の努力と内容が皆さんの関心を引き寄せているのでしょうね。

これからも我々を楽しませて下さい。

EVAさん,おはようございます。ありがとうございます。EVAさんのアクセス,かすってましたねぇ(笑)。

100万という数字は区切りに過ぎませんが,EVAさんのようなレギュラー・ヴィジターの方や通りすがりの方に支えられてのものであり,本当に感慨深いですし,ありがたいです。

90万から100万への積み上げに要したのが3カ月半強ってことになりますが,アクセスが劇的に増えることはなくとも,大体こんなペースで続いていくのかなぁなんて思っています。これからもよろしくお願いします。

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