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2012年8月15日 (水)

Billy Cobham Glass Menagerie:さすがにこれは暑苦しい

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"Observations & Reflections" Billy Cobham's Glass Menagerie (Elektra Musician)

これは暑苦しい!最初にプレイバックした瞬間にはもはやこれはハード・ロックであると思わされる。こんなもんを聞いている私も相当物好きである。

暑い夏を乗り切るためにハード・ロックやフリー・ジャズに依存する私だが,本作は想定以上にハードな演奏が収められていてびっくりしてしまう。Billy Cobhamのやることなので,ある程度の激しさは想定していても,ここでの演奏(冒頭2曲)はその想定値をはるかに越えているのである。確か今は亡きLive under the SkyにおいてRonnie Montroseも参加したTony Williamsのバンドのうるささに匹敵するような気がする。あそこにはBilly Cobhamも参加していたが,とにかくうるさかった記憶があるのだ。ジャズ界ではそれに匹敵するうるささと言えるのではないか?

この暑苦しさはCobhamのドラミングによる部分も多いが,何よりもDean Brwonのディストーションが効きまくったギターがとにかくうるさい。ロックだぜ〜。とにかくLPでA面をプレイバックすれば,その瞬間,普通のジャズ・ファンであればのけぞること必定である。

だが,中盤は普通のフュージョンになって,この落差は何やねんと突っ込みを入れたくなるのは私だけではあるまい。4曲目の"Chiquita Linda"なんてまるで歌謡フュージョンのようだし,5曲目の"Take It to the Sky"なんてゆるいカシオペアのようである。最後のタイトル・トラックになって多少持ち直すが,冒頭の激しさは結局再現できない。4ビート部なんてかなりよく,アルバムの締めくくりとしては悪くないのだが,それでもやはり落差はここでも残存している。

私としてはどうせやるならスーパー・ハードな路線で突っ走って欲しかったのだが,ちょいと中途半端な感覚が残る。だから長らく廃盤のままなのかなぁ,と思わせるが,GRP期のCobhamのアルバムは続々とリイシューされているので,これもそのうち出るかもしれない。いや,やっぱりこれは出ないか…(笑)。星★★☆。しかし,Glass Menagerieって何とも不思議なバンド名である。ガラスの動物ショーあるいはガラスの野獣って一体なに?野獣ってのはピッタリだが(苦笑)。

Personnel: Billy Cobham(ds, perc), Dean Brown(g), Gil Goldstein(p, key), Tim Landers(b)

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