2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

2017年おすすめ作

無料ブログはココログ

« David Kikoski:影の実力者? | トップページ | Me'Shell Ndegéocello全面参加の越境音楽集 »

2012年8月17日 (金)

デビュー前から完成されていたBrand X

Brand_x_missing_period "Missing Period" Brand X (Blueprint)

私はBrand Xというバンドを高く評価してきた。ジャズ・ロックと言うべき音楽を体現し,緊張感の高い演奏を実現してきた彼らの活動は素晴らしい業績と言ってよいものだ。そんな彼らがデビュー作"Unauthodox Behavior"以前にレコーディングしていた音源を集成したのが本作であるが,デビュー前から極めて高いレベルの演奏を聞かせていたことには驚きの念を禁じ得ない。これが,そもそも未発表だったこと自体も信じられないが,こういう音源がもはや入手が難しいということにも問題を感じてしまう私である(かく言う私もダウンロード組だが…)。

私にとっては,彼らの最高傑作は今も昔も"Livestock"であるという確信には揺るぎはないのだが,同作が録音場所やメンツの違いで曲ごとに雰囲気の違いを感じさせるのが玉に瑕であることに比べ,ここでの演奏の一貫性の方にシンパシーすら感じてしまうというのも事実である。

そして後年のアルバムに収録される曲が既に演奏されているが,タイトルはそれらをもじったものになっているのが笑える。例えば後の"Born Ugly"が"Dead Pretty"となっていると言った具合である。

いずれにしても,Phil Collinsのサイド・プロジェクトとして認知されがちなBrand Xではあるが,バンドの音源を聞いていれば,決してPhil Collinsだけのプロジェクトでないことは明らかであり,参加メンバーはあくまでも対等の立場で演奏していたはずだと思わせるに十分な演奏である。後年は歌に軸足を移すPhil Collinsが超弩級ドラマーであったことはすぐにわかってしまう強烈な演奏群である。強烈にしてテンション満点の作品。星★★★★★。

Personnel: John Goodsall(g), Percy Jones(b), Robin Lumley( key), Preston Heyman(perc), Phil Collins(ds)

« David Kikoski:影の実力者? | トップページ | Me'Shell Ndegéocello全面参加の越境音楽集 »

ロック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デビュー前から完成されていたBrand X:

« David Kikoski:影の実力者? | トップページ | Me'Shell Ndegéocello全面参加の越境音楽集 »

Amazon検索

2018年おすすめ作