最近のトラックバック

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 他愛のない話と言えばそれまでだが,見ていてプチ幸せ感は感じられる映画 | トップページ | タイミングよく音楽の記事が書けない私... »

2012年6月22日 (金)

Criss Crossがヴァイオリンのリーダー・アルバムとは意外だ

Zach_brock "Almost Never Was" Zach Brock (Criss Cross)

Criss Crossレーベルと言えば,コンテンポラリーなハード・バップを聞かせるレーベルというイメージが私の中では強いのだが,このアルバムのリリースがアナウンスされた時はへぇ~って感じであった。だってヴァイオリンがリーダーって,レーベル・カラーと随分違う気がするもんなぁ。だが,そんなアルバムを買う気になったのもリーダーを支えるバックのメンツゆえである。Aaron Goldberg~Matt Penmann~Eric Harlandがリーダーを支えるとすれば,私としてはピアノのGoldbergはさておき,リズムの2人で聞きたくなってしまっての購入である。

最近のGoldbergはよくわからないが,私が彼を聞いたのは99年の"Turning Point"が初めてで,その作品にピンときていなかったのが事実で,その後,Kurt Rosenwinkelの"Remedy"での好演は印象的ながら,私の中での注目度は決して高くない。だが,Penman~Harlandと言えば,James Farmのコンビであるから,こちらはやはり気になる(つくづくライブを見逃したのは残念だったが,聞けなかった分はブート音源を聞いて我慢しよう)。

それでもって,リズム・セクションは期待通りの好演と言って良いのだが,驚いたのはリーダーのBrockである。これが全く侮れないのだ。モダン・ジャズ的な部分は比較的控えめだが,コンテンポラリーな感覚含めてなかなかの才人と思わせるプレイぶりである。

Mahavishnuのようなパターンを除けば,ヴァイオリンという楽器がジャズにフィットしているとは全く思えないのだが,ここでのBrockはピチカートも含めて,ヴァイオリンとしては考えられないぐらいソロ楽器として機能させているではないか。予想以上にカッコいい。これが,リズム・セクションの好演に依存していることには疑義はないとしても,リーダーが優れていなかったら,このクォリティは出ない。

私としては"Monk’s Dream"をやるよりも(これが一番面白くないように私には感じられるのだ),オリジナルや,よりコンテンポラリーな曲だけで勝負してもよかったんじゃないかとも思えるが,そんな思いは抱えつつもヴァイオリンという楽器だけを理由にしてこれを聞かないとすれば,それはかなり勿体無いと思える,そんなCDである。星★★★★。

Recorded on February 3, 2012

Personnel: Zach Brock(vln, baritone-vln), Aaron Goldberg(p), Matt Penman(b), Eric Herland(ds)

« 他愛のない話と言えばそれまでだが,見ていてプチ幸せ感は感じられる映画 | トップページ | タイミングよく音楽の記事が書けない私... »

ジャズ(2012年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

バックのメンバーがいいですね。ラストの曲あたりそうなんだけど、バックの音数に比べ、ヴァイオリンがなめらかにメロディを弾いているので、少し穏やかに感じられるのは気のせいでしょうか。ただ、1、4曲目のように激しめの曲もあるので、バラードもあったりと、うまくバランスがとれているようですね。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

確かにこのアルバム,普通の人はバックのメンツで買うと思います。しかし,聞いてみると,このZach Brockと言う人,ジャズ的な観点で見てもなかなかいいセンスをしていますよね。

記事にも書きましたが,コンベンショナルな曲よりも,より現代的な響きを持つ曲の方が,このヴァイオリニストにはフィットしているようにも思えますが,これは予想よりもずっとよかったです。もちろん,バックのメンツの好演あってのものって気もしますが...。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

ヴァイオリンのヴァイオリンらしい多彩なサウンドを駆使した演奏が好印象で、それに盤石のピアノトリオがしっかりと彩りを添えた演奏は、おっしゃる通り期待を裏切る良い演奏を楽しませてもらいました。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,おはようございます。TBありがとうございます。レーベルとしては異色な感じが強いですが,それでもこれはなかなかいけている作品だと思いました。

私はジャズ・ヴァイオリンに対する理解者とは言えないですが,それでもこういうのは十分ありだと思いました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/54987416

この記事へのトラックバック一覧です: Criss Crossがヴァイオリンのリーダー・アルバムとは意外だ:

» Almost Never Was/Zach Brock [ジャズCDの個人ページBlog]
Criss Crossレーベル新譜聴き4日目にして一段落。今日のZach Bro [続きを読む]

» Zach Brock Almost Never Was [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
criss crossの6月の新譜です。今回は以下の4枚となります。  John Ellis It s You I Like  Luis Perdomo Infancia Project  Zach Brock Almost Never Was  David Kikoski Consequences amazonに発注していたら3回に分けて発送されてきましたが、リリース時期が微妙にズレた(レーベルのせい)のか、メーカーからの入荷が微妙にズレた(運送業者のせい)だけなのか。(たぶ..... [続きを読む]

« 他愛のない話と言えばそれまでだが,見ていてプチ幸せ感は感じられる映画 | トップページ | タイミングよく音楽の記事が書けない私... »

Amazon検索

2017年おすすめ作