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2012年6月18日 (月)

Chicagoはロック・バンドであったことを雄弁に物語るライブ

Chicgo_live_in_japan "Live in Japan" Chicago(Columbia→Rhino)

私はAOR化した後のChicagoも嫌いではない。だが,この日本で,というよりも大阪で録られた1972年のライブ盤を聞いて,後のChicagoとのサウンドの違いが如実に感じられたのが面白かった。このアルバムが久しく廃盤だったというのが信じ難いぐらいよくできたライブ盤である。

私はこのブログで彼らのCarnegie Hallでのライブ盤も取り上げている(記事はこちら)が,その時も上と同じようなことを書いていて,全く私の反応もワンパターンだと思いつつ,そう感じるのだから仕方がない。ただ,Carnegieでのライブは約3時間にも及ぶ超大作ということで,なかなか通しで聞くチャンスは得られないが,こちらは1.7時間程度ということで,Carnegie盤よりは気楽に聞けるのもいいし,この頃の日本でのライブ盤というものが,並々ならぬ関係者の情熱で作られていたのだろうと思わせて,熱い気持ちにさせてくれるのも嬉しい(ライナーも愛に溢れたものである)。

大阪フェスティバル・ホール(現在改修中で,来年オープンするはずである)はキャパ3,000人ぐらいで,音響のよさでも語られたホールであるが,私がJulie Andrewsの初来日公演を見に行ったのがここである(全くの余談)。あの伝説的Berntein~IPOの「マラ9」もここだったはず(私は行っていないが...)。音的にはCarnegieよりずっとよいのではないかと思えるぐらいの素晴らしいホールであり,メンバー自身もレコーディング環境としてはこちらの方がずっと上だということを認めている。ということで,まず場所がよい。それでもって大阪公演ということもあり,「おおきに」をJames Pankowが連発しているのが大いに笑えるのだが,演奏はそんなこととは関係なしに完全なロックである。しかもかなり骨太。やっぱりこうしたサウンドはKathが主導的な感じがするよなぁ。Kathが亡くなって,Chicagoは変わったということである。

また,時代を反映してと言うべきか,日本語バージョンが入っているのもご愛嬌だが,そんなことは横に置いておいても,7人編成でこの分厚い音というのはやはり評価しなければならないと思う。曲目としても"Saturday in the Park"なんかが入っていて懐かしいことこの上なし。時代感を切り取った好ライブ・アルバムとして,温故知新には最適。これはいいですわ。星★★★★☆。こんなアルバムを残してくれた彼らにこそ「おおきに」と言いたい。

Recorded Live at 大阪フェスティバルホール on June 10, 11 and 14, 1972

Personnel: Robert Lamm(vo, key), Terry Kath(vo, g), Peter Cetera(vo, b), Danny Seraphine(ds), Lee Loughnane(tp, perc, g, vo), James Pankow(tb, perc), Walter Parazaider(reeds, perc, vo)

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コメント

おはようございます!良いアルバムですよね!私のお気に入りで、中古のレコードで持っております。リマスタCDがどれだけ売れるかはわかりませんが、CDも聞いてみたいです!ところでWOWOWでウルトラQの新作を来年放送するようですよ!


こんにちは。
懐かしいですね〜

♪サ〜タデイ イ-ン ザ プォァ-ク♪
この曲は わりとポップですけど 「眠れぬ夜」でしたっけ??
ダダダダダッ とかっこいいギタ-で始まる曲。
シカゴは16,17から聴きましたが、ヒットして過去のアルバムがFMで紹介されると へぇ〜 と 曲の感じが随分と違うことに驚いた記憶があります。

ブラスロックとか呼ばれて ホ-ンとかが入っているのもかっこいいなぁと思ったものです。

17くらいになると だいぶシンセとか入って 80年サウンドになっていますよね。

70年代のサウンドもまたいいものです。

ピ-タ-・セテラのバラ-ドヴォ-カルとREOスピ-ドワゴンの「涙のフィ-リング」って曲が ごっちゃになるのはわたしだけでしょうか…

あの曲も好きです。

takeotさん,こんばんは。ウルトラQはキャスト,スタッフが気になるところですが,どんな感じなんでしょうね。

それはさておき,この時代のChicagoは7人編成とは思えない分厚い音ですよね。感心してしまいますが,これもいいアルバムでした。繰り返し聞きたいアルバムですね。

Marlinさん,こんばんは。それは「長い夜」ですね。もちろん松山千春ではありません(爆)。"25 or 6 to 4"が原題ですが,AOR化する前のChicagoで一番有名な曲はこれと言ってもいいかもしれませんね。

REO Speedwagonの"Can't Fight This Feeling"は,ヴォーカルの質はPeter Ceteraとは違うと思いますが,曲想が同じ感じのAORなんで,そう聞こえるのではないかと思います。これも懐メロですよねぇ。私は音楽は80年代より70年代の方が好きな人間ですが,REOを聞いていると80年代も捨てたものではないなぁと思っています。

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