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2012年5月21日 (月)

何だかなぁ~のSantanaの新作

Shape_shifter "Shape Shifter" Santana(Starfaith)

Santanaの新譜はインスト・アルバムということでそれなりに期待していた私である。私は何だかんだと言って,Santanaの音楽は好きだし,アルバムについても結構保有している。もちろん,Santanaの音楽に求めるところはリスナーそれぞれだったとしても,哀愁を感じさせながらも情熱的なギター・ソロを聞きたいと思う人は結構多いはずである。

だが,この新作を聞いていると,どうも私にはSantanaらしさが感じられないのである。冒頭のタイトル・トラックから不思議な出だしで,これはどうなるのかと思わせつつ,曲は今イチながらも相応のロック的な感覚を生み出すのはまぁよい。しかし,その後がよろしくない。これはアコースティック・ギターを結構使っていることにもよるかもしれないが,それにしてもである。ようやく終盤のいかにもSantanaらしい12曲目"Canela"に至って,この感覚がなぜもっと前面に出なかったのかと感じてしまった私である。祝祭的なところも,官能的なところもあまりないのでは,Santanaの音楽に求める要素がなさ過ぎるではないか。かつ,曲のクォリティにも大いに疑問を感じる。

もちろん,音楽に新機軸を持ち込むことは時として必要だが,このアルバムを聞いていて思ったのは,Richie Blackmoreが"Blackmore's Night"のアルバムを出した時の違和感に近いものを感じるということだ。求めているものと違うのだ。もちろん,これまでは企画モノのような音源が続いていたSantanaであるから,逆にこれが彼の本音なのかもしれないのだが,アルバムを通して聞いていてもずっとそうした違和感が続いてしまうのはやはり厳しい。メロディ・ラインもなんだかスムーズ・ジャズと言っても通ってしまいそうな感じの演奏もあるしなぁ。ミュージシャンの思惑とリスナーの期待がすれ違うと言うべきだろう。一部激しくやっている曲もあるものの,そうした感覚が続かないのではちょっと寂しい。

結局のところ,この演奏であれば,Dennis Chambersがドラムスを叩く必要はないだろうと思えるし,私には今後も続けて出るらしいインスト・アルバムを改めて購入する意欲はこれでは湧かない。まぁ,こういうこともあるのは勉強だと思えばいいのだが,それにしてもこれは緩過ぎた。星★★。アルバム・タイトルでもある"Shape Shifter"とは様々な姿に変化する妖怪のことでもあるが,多様な姿への変身を見せたかったということなのかもしれないが,収録されている曲は確かに多様であっても,繰り返すがこれは私の求めるものではない。

尚,アルバムのブックレットには参加ミュージシャンの記述が見当たらないが,Wikipedia等によれば,次の通りらしい。

Personnel: Carlos Santana(g), Chester Thompson(key), Salvador Santana(key), Benny Rietveld(b), Dennis Chambers(ds), Paul Rekow(perc), Karl Perazzo(perc), Andy Vargas(vo), Tony Lindsay(vo)

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コメント

今晩は!このアルバム気になっていたのですが、取りあえず別のものを買おうかと思います。ヴァンヘイレンが気になっているんですよ!ヴァンヘイレンの新譜にしようかな?値段も下がってきましたね!音楽狂さんも良いと言うのを見た記憶があるもので!迷ってます(^^;

takeotさん,こんばんは。私の意見ということであれば,このSantanaよりはVan Halenの方がずっと楽しめます。

もちろん,お聞きになって判断頂くのがベストですが,私にとってはそうです。今回は残念ながら楽しめませんでした。

昔のスターの新作が過去の名作を凌駕することは、まずないようですね。何かあります?

中古屋で、サンタナの1968年フィルモアでのライブ2枚組をみつけました。オフィシャルでこんなものが出てたのか。知りませんでした。
こっちの方が、いいですね。
1997年頃の発売でした。
サイモンとガーファンクルも、忘れた頃に時々昔のライブが発売されますね。

一般的に、最盛期のアルバムを脇においといて新作でそれより凄いものを探しては裏切られることを繰り返していて、昔の名作を久しぶりに聴いてみたらなんだこれを聴いてりゃいいじゃないかと見直すことがよくあります。
そうやって、新作に期待しなくなっていくんですね。
新作ロックが若人にも中年にも売れなくなってきているのは当然のように思います。
どれ聴いてもつまんないですもの。

mmmさん,こんにちは。

確かにそうですよねぇ。昔の名前で出ていますの典型みたいな感じでした。フィルモアのライブはダウンロードしてあるんですが,まだ聞けていません。オフィシャルなデビュー前の音源ですから,相当熱い演奏だということは想像に難くありませんね。

まぁ,創造力を維持するのは簡単ではないでしょうから仕方ないのかもしれませんが,それでもこれはダメでした。

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