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2012年1月10日 (火)

いい曲が揃っているMr. Misterのベスト盤

Mr_mister "The Best of Mr. Mister" Mr. Mister(Buddah)

暫く前にブログのお知り合いのki-maさんが,Mr. Misterの"Go On..."について書かれていて,Mr. Misterって懐かしいよなぁなんて思ってしまったので,ついついこのアルバムをダウンロードした私である。

私はMr. Misterについては何ら思い入れはなかったのだが,その懐かしさの源泉が彼らの#1ヒットである"Broken Wings"と"Kyrie",特に後者によるものであることは間違いのない事実である。しかし,こうして彼らのベスト盤を聞いていると,この2曲に限らず,かなりいい曲が揃っていることがよくわかる。音は典型的な80年代サウンドだと言ってしまえばその通りであるが,アダルト・オリエンティッド・ロックの鑑みたいな感じだと言えばいいだろうか。それはRichard Pageの魅力的な声もあるだろうし,いい具合のバックの演奏にもそうした部分が感じられるのだ。

もちろんこういう音楽である。毒にも薬にもならないと言ったら言い過ぎかもしれないが,いずれにしても,日常生活を送る上で何の邪魔にもならない。音が鳴っているからと言って,多くの人を瞠目させることはないだろうし,音楽に気付かないまま通り過ぎてしまう可能性があると言えばそれもその通りである。しかし,これをよくよく聞いてみれば,Richard PageとSteve Georgeのソング・ライティングの能力は非常に高いことはよくわかるし,本当に心地よい音楽を奏でるグループであったことはすぐにわかるはずである。少なくとも,カフェとかでこういう音楽が掛かっていたら,私は嬉しくなってしまうはずである。

冷静に振り返ってみると,彼らのキャリアでは2曲の#1ヒットが目立ち過ぎて,一発屋(失礼!)と言われても仕方がないのだが,そうした評価を覆すに十分な佳曲が揃っているナイスなベスト盤である。今,2012年にこういう音楽に接しても,全然問題ないのは私が彼らと同時代をくぐり抜けているからだろうが,それにしてもこれは実際に楽しいアルバムであった。星★★★★。昨今,TVコマーシャルなどでも70~80年代の音楽に再度光が当てられることが多い(Yesの「燃える朝焼け」やBlondieまで使われているしねぇ)が,私のような中年世代をターゲットして狙うだけでなく,若い人たちにもこうした音楽の魅力が伝わればいいのではないか,とオヤジくさいことを考えてしまった(笑)。

それにしても,こういうAORをやっていたグループのドラマーであったPat Mastelottoが,後にKing Crimsonの一員となって激しい音楽を演奏していることにはちょっと驚かされる。どういう頭脳構造をしているのやら...(苦笑)。

Personnel: Richard Page(vo, g, b), Steve George(key, vo), Steve Farris(g, vo), Pat Mastelotto(ds) with Luis Conte(perc)

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ロック」カテゴリの記事

コメント

音楽狂様
こんばんは。うわぁ、まさかのMr. Misterですよ。自分の名前も記事にあって驚きました(この嬉しさはなんだろう)。
自分がリアルタイムで知ったのはGo On...だったのですが、Kyrieは何故か知っていました。ただ同じグループの曲だと知ったのは結構後でした。何にしても80年代のAORといえばこの辺というイメージで非常に落ち着く音楽です。曲が良いですよね。車のCMなんかで使われれば簡単に国内プチブレークぐらいできる気がします。ではでは、、、。

ki-maさん,こんばんは。まさに80年代のAORですよねぇ。

とにかく懐かしいという思いだけで記事を書いてしまいましたが,こういうのも大事ってことで(笑)。ki-maさんが懐かしいのをアップして下さると,私も影響を受けて記事をまた書いてしまうかもしれませんよ。

いやあ、Mr. Misterが話題に上るとは、、、懐かしい。Broken Wingsなんか結構好きでしたけどねえ。Go onは余り話題にもならず、さっさとDrummerがKCに参加して、消えていきましたね。First AlbumのジャケットとSecondのGo onのジャケットの差だけででも、レコード会社のMarketing方針とやっている本人たちの意思が違うのが良く分かりました。当時もMr.と言えば、Mr.Bigで、今ならKaraでしょうか。

カビゴンさん,こんばんは。そうです。懐かしいんです。

それにしても「当時もMr.と言えば、Mr.Bigで、今ならKaraでしょうか。」というのは笑ってしまいました。私,KARAが結構好きなんですよねぇ。少女時代より絶対KARAですよ(笑)。

ってことで,これからも懐メロ,行っちゃいましょう!(ほんまか?)

懐メロ、行きますか!
では、有名どころですが、Tears for Fearsとかどうでしょう?
ところで
今晩、Blue Note TokyoでManu Katcheを聴きます。また、御報告します。

カビゴンさん,こんばんは。Tears for Fearsですか...。取り上げるなら"Songs from the Big Chair"でしょうねぇ。考えておきますね。

Manu Katcheはいかがでしたでしたでしょうか?集客を心配するのは余計なお世話ですかね。

Tears for FearsでなければGo Westとかどうでしょう?
Nik Kershawというのもいいかと。

Manu Katche、決して客の入りは良くありませんでした。更に、残念だったのは、メロディーセクションである、サックスとピアノが弱かったことです。特にサックスの音のシャイ具合はちょっと、、、。Marcin WasilewskiとJan Garbarekだったらねえ。

カビゴンさん,こんにちは。やはり集客は今イチでしたか。ピアノはさておき,サックスがTore Brunborgだったと思うので,演奏は期待できるのではないかと思っていたのですが...。まぁ仕方がないかもしれません。

懐メロについては現在検討中(笑)です。乞ご期待ってことで(?)。

早速、Mr.Misterのベスト盤を買ったのですが、Go anの1曲目だったStand and Deliver、久々に聞いても良かったです。当時だと、Toto風なBandだったのでしょうかね。演奏はこなれてますね。
ところで、彼らの幻の4枚目、Pullというアルバムも出ていたのでついでに買いました。これも、まさに売れ筋ではないのですが、良く出来たアルバムと思いました。こういう音楽、なくなったなあ、と思います。

カビゴンさん,こんばんは。ご購入ですか。それはそれは。

"Pull"は未聴ですが,路線としてしっかりしているので,特定のリスナーはおさえられますよね。確かにこういう音楽は減っていますね。時代の流れでしょうかね。

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