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2012年1月 3日 (火)

ジャズ化の難しい素材であるLeonard Bernsteinをうまく仕上げたBill Charlap

Somewhere "Somewhere: The Songs of Leonard Bernstein" Bill Charlap (Blue Note)

Leonard Bernstein,偉大なる指揮者であるとともに,ミュージカルその他に多くの曲を残した作曲家である。代表的な作品は"West Side Story"ということになるだろうが,ジャズ界で取り上げられるのは"Some Other Time"がほとんどで,彼の曲に取り組んだアルバムはそれほど多くないはずである。このブログでも私はPeter AsplundによるBernstein集を取り上げたことがある(記事はこちら)が,そこにも「Bernsteinの書く曲は,必ずしもジャズ化に適したものばかりとは言えない」と書いた。著名な曲はそういう感じなのである。Bernsteinの曲は"Cool"に代表されるように,強烈にジャズを感じさせるものもありながら,特に有名な曲は曲そのものが個性が強過ぎて難しいのかなぁなんて思うのだが,いずれにしても,私の感覚ではジャズマンがBernstein集に取り組むことは決して容易ではないように感じてしまうのである。

そんなBernsteinの曲にBill Charlapが挑んだアルバムであるが,このアルバムはそうした懸念を払拭するに十分な出来と思う。正直言って,あまり有名な曲はないって感じなのだが,だからこそ,こちらも先入観がなしで聞けるからなのか,普通のピアノ・トリオに聞こえてしまうから不思議なものである。ここでも,有名曲以外はスタンダードですかい?なんて言いたくなるような演奏が多い。つまり,曲は難しいかもしれないが,リスナー側も構えて聞かなければ,実は結構楽しめてしまうのではないかと思わせるような演奏続きである。

これはBill Charlapというピアニストの実力に依存するところもありだと思うが,久しぶりに段ボールの中から取り出して聞いてみて,このアルバムが想像以上に楽しめるアルバムだったことに驚いてしまった私である。やっぱり音楽はもう少しちゃんと聞いてから判断せねばなんて反省をしてしまった年始であった。星★★★★。でも"West Side"の曲はやっぱり難しいよねぇ...(苦笑)。

Recorded on October 15 &16,2003

Personnel: Bill Charlap(p), Kenny Washington(b), Peter Washington(ds)

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コメント

音楽狂様
続けてコメントです。これ私も持っていますがしばらく聴いてません。前半は楽しめましたが段々窮屈に感じてしまっていたような記憶です。でも時間が経っているので受け取り方は変化している可能性はありますね。基本的にこの人は好きなので、、、。それでは。

ki-maさん,続けてコメント・バックです。

私も昔このアルバムを買った時はki-maさんと同じような感想を持ったように思うんですけれども,久しぶりに聞いたら結構よかったです。でも「ウエストサイド」の曲はやはり厳しいかもしれません(苦笑)。

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