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2012年1月18日 (水)

GRP All-Stars Live in Japan:今にしてみればいいメンツであった。

Davegrusinliveinjapan "Dave Grusin & the GRP All-Stars Live in Japan"(Arista/GRP)

所謂クロスオーバー・ミュージックが流行った頃,キーボード,アレンジャーと言えばBob Jamesか,Dave Grusinかというかたちで,人気を二分(まではいかないかもしれないが)した二人だが,私としては圧倒的にGrusin派であった。それは私が映画が好きだったこともあり,映画音楽家としてのGrusinを評価していたこともあるだろうし,ナベサダとの共演も相応に影響していただろう。しかし,この二人が決定的に違うなぁと感じたのは同じような時期に,Bob Jamesが"Heads"をリリースし,Grusinが"One of a Kind"をリリースし,後者の出来の素晴らしさを私が感じ取ってしまったからだと思う。もちろん,私の音楽的な嗜好へのフィット感もあるが,アルバムとしては間違いなく"One of a Kind"の方が優れていたと思っている(同作に関する記事はこちら)。また,このツアーに前後して(どっちが先だったかかなり曖昧)リリースされた"Mountain Dance"も「Grusin,ええわぁ」という感覚を強めたことは間違いない。

そうしたDave GrusinがLarry RosenとのGRPレーベルにおいて,新人の発掘をしていたのが70年代後半,リリースはアリスタ(Earl KlughはBlue Noteだったが...)から行っていたのも懐かしいが,そうした新人を連れて行ったジャパン・ツアーのライブ盤がこれである。渡辺貞夫をゲストに迎え,更にはストリングスやホーンも参加した豪華なツアーであるが,今にしてみればいいメンツでの来日である。特にMarcus Miller~Buddy WilliamsというSanbornの"Straight to the Heart"のコンビに注目が集まっていたのも懐かしい。私もタイミングが合っていれば行っていそうなライブだが,いかんせん受験生(しかも本作録音時には一浪確定で落ち込んでいる状態)だった私はチケットをゲットする努力もしていなかったのはちょっと残念なことである。

そうした彼らの演奏を収めた本作であるが,これが長年廃盤というのはちょっと解せない。一時あれだけの隆盛を誇ったGRPレーベルそのものが,今やどういう存在なのかよくわからなくなっている中,仕方がない部分もあるが,カタログに残しておいてもよさそうなものだと思うのは私だけではないだろう。もちろん,急造バンドのライブだから,微妙~と思わせる部分もあるのだが,悪くないライブ盤である。特に名曲"Modaji"のライブの演奏ってのは感慨深い。

まぁ,"Friends & Strangers"にホーンをかぶせるのってのはどうなのよって気もするし,全部が全部最高とは思わない。特に本作の収録曲においてはTom Browneの存在価値は今イチだったと言ってもいい("Funkin' For Jamaica (N.Y.)"みたいな曲があれば別だったが...)。しかし,いかにもGrusinらしい演奏が続いていて,あの時代を強烈に感じさせるものとして非常に懐かしい。"Uh! Oh!"におけるピアノなんてここにはいないRichard Tee的だし,そのバックのBuddy Williamsのドラムスなんて,Steve Gaddのように聞こえないこともない。当時のクロスオーバー・フュージョン(特にGrusinのやっていた音楽)がミュージシャンは違えども,かなり近いテイストを持っていたことを今更ながら実証しているように思える。もう30年以上も前のことであり,まさに私にとっての懐メロである。星★★★☆。

Recorded Live at 大阪フェスティバル・ホール on March 16, 1980

Personnel: Dave Grusin(key, p), 渡辺貞夫(as), Dave Valentin(fl), Tom Browne(tp), Bobby Broom(g), Don Grusin(p, key, synth), Marcus Miller(b), Buddy Williams(ds), Roger Squitero(perc) with Horns & Strings

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コメント

 大変でしたね、、、胃の痛みがなくなるまで、まだ、少し、かかりますね。お大事にして下さい。私も、同じ症状で、3キロ、数日痩せたことがあります。Modaji探して聴きました。何となく、当時の音楽が、想像出来ました。JLも若くて、当時は、こういう音楽を聴いていたのかな?と、その時代の音を少し見つけました。そういえば、1月25日発売のCDは日本版なんですね! 日本版が発売されることは、ファンとして、うれしいです。明日から、シアトルのJazz Alleyで公演、明日、空港で、シアトル行きの飛行機に飛び乗りたい気分です。

ひまわりさん,こんばんは。もうだいぶよくなりましたが,もう一歩ですね。

最近の廉価盤CDラッシュにフュージョンも入ってきて,それはそれでいいことですが,普通の値段で買った人間には微妙です。まぁいいんですけど...。

それにしてもやはり"Modaji"はええ曲ですよねぇ。痺れます。

シアトルと言えば,日本に最も近い米国の都市の一つなんだから,もう少し足を延ばせばいいでしょうにね...。

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