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2012年1月25日 (水)

どこかで必ず耳にしたEarl Klugh

Earl_klugh "Dream Come True" Earl Klugh (Liberty)

世の中の小売業の店舗や,マス・メディアのBGMに使われる音楽というのはその時代の反映という気もするが,Joe Sampleの"Ashes to Ashes"とこのアルバムは本当にいろいろなところで使われていたという感覚が強い(Joe Sampleに関する記事はこちら)。ということで,このアルバムに収められた音楽については多くの人が,「必ず」どこかで耳にしていると思う。その筆頭は2曲目の"Doc"ではないかと思うが,これが使われていたのは「ルックルックこんにちは」だっただろうか?その他の曲もFMのバックや小売店で相当流れていたと記憶している。

そうした使われ方をするのは,当然のことながら耳当たりがいいからだと言ってもよいが,それは毒にも薬にもならないから可能なのだと悪態をつくことも可能ならば,一般にアピールするとは言わずとも,邪魔にならない音楽,即ち心地よさを提供するからだと反駁することも可能だろう。まぁ,こうした音楽が鳴っている背後で,小難しいことを考えている人間はいないだろうが,ジャズだなんだと意識しなくても,す~っと入ってくる音楽であることに異論をはさむ余地はない。

こういう音楽だから,Earl Klughの音源の中でも相応に売れたはずのこのアルバムが,かなりの長い期間に渡って廃盤だったのはなぜなんだろうか。今や"Dream Come True / Crazy For You / Low Ride"の3作をまとめたコンピレーションとして容易に手に入るようにはなったが,それまではこうした決して高値がつきそうにないアルバムに,本当に無茶苦茶な高値がついていたのが不思議でならなかった私である。そこまでして購入するようなアルバムだとは思っていないから,今回の再発に喜んだリスナーも多いのではないだろうか。

だからと言って,これが重要なアルバムかと言えば,全然そんなことはない。所詮はよくあるフュージョンのアルバムだと言ってよいが,Dave Grusin配下から登場したEarl Klughが本当に一人立ちしたという印象を与えるとともに,ジャズなんて意識させなくても,フュージョン(それも相当ソフトなもの)を「気持ちよくもそこはかとなくジャズ的なもの」として多くの人の意識に植え付けたという点では意義もあったと言っていいだろう。

いずれにしても,このアルバムに小難しいことは無用。私にとってはこれもまた別の懐メロなのである。単純に楽しめばいいのだ。星★★★。浪人中に足しげく通ったジャズ喫茶(本当は硬派な店だったはずだが...)で結構よく掛かっていたことを思い出すだけでも懐かしいねぇ。そういう時代だったのだ。

Recorded September 1979 thru January 1980

Personnel: Earl Klugh(g), David Briggs(p, el-p), Darryl Dybka(el-p), Mickie Roquemore(p, key), Greg Phillinganes(key, g), Perry Hughes(g), Reggie Young(g), Lloyd Green(pedal steel), Hubie Crawford(b), Mike Leech(b), Marcus Miller(b), Gene Dunlap(ds), James Brown Bradley Jr.(ds), Dr.Gibbs(perc), Frank Floyd, Krystal Davis, Yvonne Lewis(vo)

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ジャズ(2012年の記事)」カテゴリの記事

コメント

とても、とても懐かしい、お名前です。深夜、ジェットストリームで、城達也さんのナレーションを聴きながら、何度、その旅先をイメージして聴いたことでしょうか?  その頃は、本当にクラシックしか知りませんでしたが、潜在的に聴いていて、良いなぁ、と感じていたから、今につながっているのでしょうね。タイムスリップして、当時の私に会いたくなります。今、こんなお話が出来るなんて、想像していませんでした、うれしいです。でも、当時も、今も、精神的には、あまり変わっていないように思います。うれしい日の前は、眠られません。今日は、寝て、また目が覚めての繰り返しです。明日は、Jeff LorberさんのCDの発売日、日本版の発売、うれしいわ。でも、これで、寝ないと、、身体は、しっかり、歳を重ねてます。

レコード買った時「I Don't Want To Leave You Alone Anymore 」ばっかり聴いてました。

音楽狂様 こんばんは
私このアルバムを買ったのは高3の時でした
「ルックルック・・・」Docの前はアール・クルーの
Livinig Inside Your Loveでしたね
学校をズル休みすると、TVでアール・クルーが流れて
沢田亜矢子さんが見られると・・・
ついでに竹村健一ですね

ということをちょっと思い出しました

ひまわりさん,メルセデスさん,HamaVenturiniさん,こんばんは。まとめて返信させて頂きます。

正直申し上げて,皆さんからの反応を期待して書いた記事みたいな確信犯的なところもありますが,やっぱり懐かしいですよねぇ。こういうのまた書いちゃおうかなぁなんていうモチベーションが高まる反応ありがとうございました。

おはようございます。
昨晩は 今朝 雪が積もるということで 早寝して 今朝は 朝から雪掻きです…
のはずが 除雪車が来てくれて大助かり。

遅れてコメントですが
ア-ル・クル- ジョ-・サンプル ラリ-・カ-ルトン BGMで ほんとよく流れていましたね♪

その影響で ずいぶんCDを買いました。

自分の部屋のBGMにもして 勝手にお洒落な空間を演出してました〜(笑)

今 聴いても心地よいです。


お忙しそうですが お体に気をつけてくださいね。

マーリンさん,こんばんは。返信が遅くなりました。

まぁ,このあたりは耳触りもいいですし,いろいろなBGMつぃて使われるのも当然でしょう。自分でコンピレーションみたいにしてテープに落としていた時代が懐かしいですねぇ(遠い目)。

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