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2011年12月30日 (金)

Claudio Filippini:これが今年最後の新譜である。

Claudio_filippini "The Enchanted Garden" Claudio Filippini(CAM Jazz)

年末もいよいよ押し詰まってきて,新譜が出るようなシーズンではないし,ショップに出掛けている暇もないので,これが2011年に取り上げる最後の新譜となる(残り2日なのだから当たり前だが...)。このアルバムはEnrico Pieranunziがライナーを書いていることからもわかる通り,基本的にはEnrico系の美しいピアノが聞けるアルバムである。だが,この28歳のピアニストにとって,メンターはEnrico Pieranunziだけではないことも明確に表れている作品である。

そうした感覚が最も顕著なのは4曲目の"Flying Horses"であるが,これは誰が聞いてもわかる通り,E.S.T.の影響大である。逆に言えば,この演奏がアルバム全体の中では非常に浮いているという言い方も可能であるが,まだ28歳だからいろいろな要素を吸収すること自体は悪いことではないし,今後の飛躍に向けてはこういうのもありだろうと思う。だが,浮いているものは浮いているので,次作以降のプロダクションには検討の余地があるだろう。

それにしてもクリアなタッチの人である。こういうトーンで演奏する限りは結構なファンも付くのではないかと思うが,私はLorenzo Tucciの"Tranety"でこの人を聞いていたことを思い出した(同作については記事はアップしていないが...)。そちらのアルバムでもクリアなトーンとフレージングが魅力だと思ったのだが,それを踏まえれば,私はこの人はアコースティック一本でも勝負できると思ってしまうがゆえに,一本筋が通った制作姿勢が重要だと考えるわけである。私としては「筋を通した」"Tranety"の方が好感度が高いということもあり,惜しいなぁと思いつつ星★★★。決して悪くないのだが,演奏や音楽の方向性は一本に絞っていくべきだと言っておきたい。

Recorded on February 14, 15 & 16, 2011

Personnel: Claudio Filippini(p,key), Luca Bulgarelli(b), Marcello Di Leonardo(ds)

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コメント

こんばんは。

これですねぇ。。
去年はきちんとブログにあげられなかったのですが、、
わたしは気にっいってます。
リラックスしたいときにぴったりかなぁ。。と。
最近は、雪が多かったのですが、雨でどんどん溶けていきました。
春になるんだなぁ、、って、このアルバムを思い出しました。

>逆に言えば,この演奏がアルバム全体の中では非常に浮いている

そういうとらえ方が、、普通かもしれないですねぇ。
私的には、この曲も気にいいってます。
ボッソと来るんだけど、クリポタだなぁ。。きっと。。

すずっくさん,おはようございます。TBありがとうございます。また,返事が遅くなりました。

この作品は記事にも書いた通り,悪くはないんですよ。でもですねぇ,私には一貫性,整合性ってものが大事に思えるわけです。だからこそ4曲目は違和感が大きいんですよねぇ。それが惜しい気がするアルバムでした。

私は"Tranety"の方がやはり好きですねぇ。ともあれ,こちらからもTBさせて頂きます。

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春を待つ、じぃぃ、、っと、、待つ。。。。 雨で縮んでいく雪の嵩を眺めながら、、暖 [続きを読む]

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