最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 久々の痛風発作 | トップページ | 追悼:Paul Motian »

2011年11月23日 (水)

久々にRy Cooderのアルバムを買った

Ry_cooder "Pull Up Some Dust And Sit Sown" Ry Cooder(Nonesuch)

私は昔からRy Cooderのファンだったのだが,彼の音楽を聞かなくなってしまったのはブエナビスタ・ソシアル・クラブあたりからのことである。元祖ルーツ・ミュージックと呼ぶべき音楽や,世界の音楽に対する造詣の深さを感じさせた初期のアルバム群は今でも好きなのだが,一時期映画音楽を連発したり,プロデュース業に精を出すようになってからあまり興味を持てなくなってしまったのである。

しかし,今回のアルバムは世間で,以前のRy Cooderに戻ったというようなトーンの批評が多く聞かれたため,私もRolling Stone誌の選ぶ世界100大ギタリストの第8位に位置する彼のギター・プレイが聞けるものと期待して,久しぶりに彼のアルバムを購入した。とっくに買っていたこのアルバムについての記事をなかなか書けなかったのは,単にCDの買い過ぎで追いついていないという理由によるものだが,いずれにしてもMavis Staplesの"We'll Never Turn Back"でのような演奏(記事はこちら)を求めていたことは間違いない事実である。

このアルバムを聞いていると,確かに昔のトーンに近い気もする。それはFlaco Jimenezとの共演によるところも大きいようにも感じるし,曲そのものもルーツ・ミュージック的な感覚が強いからではないかと思う。冒頭のギターのイントロも嬉しいしねぇ。今回,久しぶりにRy Cooderのアルバムを聞いて,彼の声質が歳を重ねたなぁという感覚が強かったことには驚いたが,それでもこれは多くの人がRy Cooderに求めるであろう音楽を収めていて,評価が高くなるのも当然という気がする。かく言う私もこうしたRy Cooderの取り組みを評価する一人であり,Ry Cooderかくあるべしだと感じてしまうのである。

そうは言いながら,彼が近年リリースしたアルバムを全く聞いていないのだから,彼の音楽の変遷自体を理解しているわけではないので,これが真っ当な評価かどうかと言えばかなり怪しいのだが,それでも所謂カリフォルニア3部作はコンセプト・アルバムのようでもあり,私には敷居が高いように感じられたのである。何を隠そう,私の一番お気に入りのRy Cooderのアルバムは"Show Time"なのだから,そうした感覚もご理解頂けよう。

ではなぜ記事のアップにこれほど時間が掛かってしまったのか。これはまさにCDの買い過ぎに起因していることは言うまでもないのだが,それでも「いの一番」に聞きたいと思わなかったというのが,昨今の私のRy Cooderに対する思い入れの低さを表している。だが,久しぶりに通してアルバムを聞いてみると,Ry Cooder健在を強く感じさせてくれたのが非常に嬉しかった。マリアッチ風味もあったり,いろいろな音楽を吸収していることは以前から全く変わっていない。

だが,このアルバムで最高なのは"John Lee Hooker for President"だろう。Ry Cooderのブルーズ魂が炸裂している。これはいい。ということで,久しぶりに買ってみて間違いなく正解だったと思える作品。星★★★★☆。

Personnel: Ry Cooder(vo, g, mandolin, mandola, banjo, bass, bajo sexto, marimba, key), Joachim Cooder(ds, b), Flaco Jimenez(accor), Arturo Gallardo(cl, as), Erasto Robles(tb),
Carlos Gonzales(tp), Pablo Molina(sousaphone, alto horn), Edgar Castro(perc), Terry Evans, Arnold McCuller, Willie Green, Juliette Commagere(vo), Jesus Guzman, Raul Cuellar, Jimmy Cuellar, Ismael Hernandez(vln), Robert Francis(b), Rene Camacho(b), Robert Francis(b), Jim Keltner(ds)

« 久々の痛風発作 | トップページ | 追悼:Paul Motian »

SSW/フォーク」カテゴリの記事

ロック」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

私はレコードを買いました!2枚組みで、最近流行のダウンロードではなく、CDが入っていたのが良かったです!クーダー節で、良かったですね!
私もShow Time大好きです!

takeotさん,こんばんは。最近結構多いですよね,そのパターン,CD同梱のLP。Ry Cooderのギターの音を聞いているとLPの方がフィットしそうだと思うのは私だけではないでしょうね。

いずれにしてもいいアルバムでした。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/53289865

この記事へのトラックバック一覧です: 久々にRy Cooderのアルバムを買った:

« 久々の痛風発作 | トップページ | 追悼:Paul Motian »

Amazon検索

2017年おすすめ作