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2011年11月 1日 (火)

なるほど,なかなかよくできている「猿の惑星:創世記」

Rise_of_the_planet_of_the_apes 「猿の惑星:創世記(Rise of the Planet of the Apes")」('11,米,Fox)

監督:Rupert Wyatt

出演:James Franco, Freida Pinto, John Lithgow, Brian Cox, Andy Serkis

ちまたでは結構ヒットしている「猿の惑星」最新作である。私はこの映画の公開が決まった時から,ずっと見たいと思っていたのだが,ようやく劇場に行くことができた。

私はオリジナル「猿の惑星」世代,というか,初めて「猿の惑星」が月曜ロードショーでTV放映された時,興奮しながら見た世代である。よって,このシリーズには相応の思い入れがあるが,今回は本来ならば「猿の惑星:征服」のリメイクであるところを,アルツハイマー治療薬の実験から脳が進化するとした設定がうまい。オリジナル「猿の惑星:征服」にはそもそもストーリーに無理があったのは言うまでもないのだが,この映画の展開ならわからないこともないと思えるからである。

それにしても,昔は特殊メイクと着ぐるみ対応していたのが信じられないぐらいのCG技術の進化には目を見張らされるが,それに加えてほぼ目だけで芝居をするCaeser役のAndy Serkisも大したものだと思わざるをえない。テクノロジーなくしてこの映画は成り立たないとしても,このSerkisの目の演技は褒めて然るべきだろう。

ストーリー的には,正直言って人間が悪役みたいなものだが,それにしてもサンフランシスコ中を走り回る猿軍団の姿は壮観と言ってもよいだろう。これには結構笑えてしまった私である。ツイン・ピークスから猿軍団がSFの街を見おろす姿が何とも愉快である。そしてクライマックスはまた金門橋かいっ!と皮肉も言いたくなるが,やはりSFの象徴はベイブリッジではなく,金門橋なのねぇと思ってしまった。

この映画では,あくまでも猿は被害者であり,虐げられた存在であったものが,薬の力を借りながらも猿軍団として蜂起するというのが,さまざまなメタファーとなりうることは十分考えられる話で,それが多くの人にアピールするところは想像に難くない。単なるSF/アクション映画として見るのではなく,そうした部分に目を向けないと,この映画は単なるCG大作にしかならないはずだ。しかし,そんな難しいことを考えなくても,娯楽大作としても見られるところが,昨今の観客動員に反映していると思える。まぁ,ちょっとやり過ぎではないのかと思える部分もあるが,これはなかなか楽しめる作品であった。星★★★☆。

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コメント

ご無沙汰しております!
やっとネットが開通しました!また時々お邪魔しますのでよろしくお願い致します!
ところで私もその当時月曜ロードショーで猿の惑星をはじめて見て興奮した一人です(^^;
このブログを拝見してこの映画見てみたくなりました!
参考になりました!

takeotさん,こんばんは。もう落ち着かれましたか?こちらこそ引き続きよろしくお願いします。

月曜ロードショーってところが,同年代って感じですよねぇ(笑)。この映画はCGの力を借り過ぎじゃないのかって話もありますが,それを言い出したら,もう映画は成り立ちませんし,これはまぁ許せるって感じです。今週は興収も1位から落ちましたから,ロードショーはあと数週間ってところでしょうか。

いずれにしても,見て損をした気はしませんよ。

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