2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« ゆるゆるのAsiaのライブ | トップページ | かろうじてでも勝ってよかったシリア戦。 »

2011年11月27日 (日)

中古で拾ったJanis SiegelとFred Herschのデュオ:選曲の勝利だ

Short_stories "Short Stories" Janis Siegel & Fred Hersch(Atlantic)

Janis Siegelと言えばManhattan Transferの前置きが当然付いてしまうのは仕方がないところだとは思う。私も彼女の歌はマントラでしか聞いたことがないが,そこでは結構元気なハイトーン・ヴォイスを聞かせている彼女がFred Herschとの双頭リーダー作を2枚吹き込んでいることは知っていたが,今まで聞いたことはなかった。たまたま,中古盤屋をうろついていたら,あった,あった。しかも280円(!)である。これは買う,買う,絶対買うという感じの私であった。

そして聞いてみたのだが,一部,ベースとチェロ(更にコーラスの多重録音)が入るものの,基本的に二人のデュオ。これが私の中のJanis Siegelのイメージを覆す歌いっぷりで驚いてしまった。マントラでの彼女はそれはそれでいいが,私としてはこちらを圧倒的に支持したくなるような歌唱なのだ。まず声がいつもより落ち着いて聞こえる。これはFred Herschのピアノとの相乗効果という気がしないでもないが,Janisってこんな声だったっけと思わされるのである。そして,それを生みだしているのがここでの選曲ではないかと思う。

コンテンポラリーなポップ・チューンが特に前半に顕著なかたちで収められており,後半のややクラシックな選曲といい対比を見せている。だって,冒頭からJulia Fordham,James Taylor,Todd Rundgren,Joni Mitchellと続くのである。この手の音楽好きなら,この曲の並びでまいるだろう。Todd Rundgrenなんてあのマイナー作"A Capella"からの選曲である"Pretending to Care"である。へぇ~となること必定ではないか。

私としてはこの前半でまいっていたのだが,後半の曲もこれが渋い選曲で続けてまいってしまったのである。最後なんて"Never Let Me Go"だしねぇ。これはプロデューサーとしてのJanisとHerschの仕事の勝利だと思わず一人ごちた私であった。

これは味わい深く,見逃すには惜しい好アルバムであり,しかも280円。全く文句なし。Herschのピアノはこの当時(本作は1989年リリース)から十分に美しい。星★★★★☆。全く得した気分である。

Personnel: Janis Siegel(vo), Fred Hersch(p), Harvie Swartz(b), Kris Yenny(cello)

« ゆるゆるのAsiaのライブ | トップページ | かろうじてでも勝ってよかったシリア戦。 »

ジャズ(2011年の記事)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
いいですね〜
280円ですか…

フレッド・ハ-シュ 若い!
というか お元気な頃なのかな。

いいものを お安くゲットできてよかったですね。


それから ピグまで作っていただいたのに
やめてしまって ゴメンナサイ。
ダンナサンに叱られました(>_<)


時間を上手に使っていけるようにします…(恥)

Toshiyaさん、続けてコメントさせて頂きます。

Janis Siegel、懐かしいです!アメリカに居た時に、ふらっとCDショップに立ち寄って買った一枚で、手元にあります。

今見たら、1987年の録音で、At Home というタイトルです。そう言えば、こちらに来てから、全く聞いていないので、これを機に、聞いて見ようと思います。

思い出させて頂き、有難う御座いました。

マーリンさん,こんばんは。Amebaはどうして閉鎖されたのか今ひとつよくわかっていませんが,私自身でも2本ブログを運営するのは多分無理だろうなぁなんて思っています。まぁごゆるりとおやり下さい。

ということで,私はAmebaはIDも削除しました。

ところで,ここでのHerschはまだ発症前ではないかと思います。体重が多そうですしねぇ。でもピアノは何も変わっていないような。でもこんなアルバムを280円でゲットなんて本当にラッキーでした。

Laieさん,続けてこんばんは。"At Home"ですか?私はそちらのアルバムも聞いたことはありませんが,メンツからするともう少しコンテンポラリーな感じかなぁなんて想像しております。

温故知新。たまにはいいですよね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/53339852

この記事へのトラックバック一覧です: 中古で拾ったJanis SiegelとFred Herschのデュオ:選曲の勝利だ:

« ゆるゆるのAsiaのライブ | トップページ | かろうじてでも勝ってよかったシリア戦。 »

Amazon検索

2017年おすすめ作