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2011年11月10日 (木)

George Garzoneが強烈な森山威男の新作,でもちょっぴり不満も。

Photo "Dazzling" 森山威男トリオ Featuring George Garzone(F.S.L.)

森山威男とGeorge Garzoneの共演と言えば,"A Live Supreme"が思い出される(記事はこちら)が,そこでもColtraneナンバーを熱く演奏していたこの二人がまたも邂逅し,改めてColtraneナンバーを中心に演奏するというアルバムである。ということで,企画自体はワンパターンだと言われても仕方ないのだが,演奏としては"A Live Supreme"よりも優れていると思えるものだった。

冒頭から"Crescent"を演奏しているのだが,これが非常に強烈な演奏で,インパクトが強く,私は一気に引きずり込まれてしまったのである。また,Garzoneは全編でテナー一本で勝負しているところも非常によい。全体を通じても演奏のインパクトの強さは変わらないのだが,曲によって出来がばらついているのがちょっと惜しい。特にずっこけるのがラストの"Bye Bye Blackbird"である。この曲だけ緩さが際立っていて,ほかの演奏のインパクトを打ち消しているように思えるのは全く惜しい。
こういうのを画竜点睛を欠いたと言うべきだろう。エンディングはその前の板橋文夫作曲の"Good Bay"でしっとり締める方がよかったのではないかと思える。それを除けば,このハイブラウさ,熱さ,そしてパワーという点で優れたアルバムである。星★★★★。絶対"Bye Bye Blackbird"で半星損している。

いずれにしてもこのアルバム,あまり大々的にはプロモーションされているようには見えないが,見逃すには惜しい作品である。

Recorded Live at Studio F on September 25, 2010

Personnel: 森山威男(ds),George Garzone(ts),田中信正(p),加藤真一(b)

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コメント

こんにちは。
音楽狂さん 国内アーティストも聴かれるんですね。

森山威男さんは 山下洋輔さんのバンドで 知りました。

きちんと聴いたことはないのですが
このアルバムは聴いてみたいです。
ドルフィーより 聴きやすいですか?

山下洋輔さんも かなり個性的な弾き方をされるので…
このアルバムでは 山下さんでないけど(笑)

マーリンさん,こんばんは。もちろん日本人だって聞きますよ。

森山威男が山下洋輔とレギュラーでやっていたのは随分前のことですが,マーリンさんがお聞きになったのはどのアルバムなんでしょう?それとも最近の共演を聞かれたんですかね?

洋輔は個性的というかこれぞフリーって感じだったんですよねぇ。あそこまでやってくれると心地よいです。

このアルバムはハイブラウですが,熱いジャズは楽しめます。Coltrane的ではありますが。

しかし「ドルフィーより 聴きやすいですか?」って聞かれると,Dolphyお嫌いでしたか?って逆に聞きたくなってしまいました。DolphyはColtraneともやっていたので,私はこの二人には相通ずる部分があったんだろうと思っていますが,私はどっちも好きですよ。

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