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2011年11月 7日 (月)

Alan Skidmore:ブリティッシュにしてはかなり熱い演奏と言えそうなアルバム

Alan_skidmore "TCB" The Alan Skidmore Quintet(Philips→Vocalion)

テナーの聖地,新橋Bar D2で聞かせて頂いて気になっていたアルバムである。但し,ずっと廃盤状態だったものが少し前に再発になったので購入と相成った。

正直言ってしまうと,私にはブリティッシュ・ジャズの魅力というのがよくわかっていない。もちろん,英国出身のKenny Wheeler(厳密にはカナダ出身),John Taylor,John Surman等のアルバムはECMで親しんでいるとしても,それはECMというレーベル・カラーに染まっているからだという話もある。John McLaughlinやDave Hollandも英国出身ではないかと言われれば,それはMiles人脈からの派生として聞いてはいても,彼らを「ブリティッシュ・ジャズ」として聞いたことはない。更にGill EvansのBritish Orchestraを聞いても(記事はこちら),彼らの実力はよくわかっていることも事実なのだが,それでもそこから先に行かないのである。

これはなぜなんだろうと思うのだが,Evan Parkerのようにフリーならフリーで突き抜けてくれればいいのだろうが,ブリティッシュ・ジャズの立ち位置がどうもはっきりしないからではないかと思えるのだ。ジャズ・ロックみたいなのもたくさんあるが,私がちゃんと英国系のミュージシャンの演奏を聞いていないというのが最大の要因だとしても,やはりよくわからないのである。

しかしである。ここに収められた演奏はブリティッシュ・ジャズとしては,相当に熱い(暑苦しい)と言ってもいいようなものなのである。例えてみればBilly Harperの暑苦しさにも匹敵するような爆裂演奏集ではないか。それはタイトル・トラックに最も顕著に表れているが,Billy Harper以外でこれだけ暑苦しいのはあとは一時期のMcCoy Tynerしか思い浮かばないぐらいだ(笑)。ゲストのOsborneとSurman参加で4管だからまぁそれも当然だとしても,これがブリティッシュなのかと言いたくもなるような演奏である。更にインプロヴィゼーション部におけるフリーなトーンが強まる"Walk in and Dance out"から"AJ"の流れは更に暑苦しいのだが,ある意味,ここまでやってくれるとこっちも納得してしまうというのは山下洋輔トリオ的か。

いずれにしても,本作に参加のミュージシャンを知ることなく,このアルバムがどこかでかかっていれば,私ならばつい手に取ってしまうだろうという演奏集だ(結局好きなのだ)が,こういう演奏を聞いているとブリティッシュ・ジャズも侮れないなぁなんて思ってしまった。ただ,これだけ激しいと一般のオーディエンスにはなかなか推奨しづらいのも事実。絶対に「一肌脱ぐ」シリーズには登場しない演奏だが,私が生で聞いたら絶対燃えてしまうな。星★★★★。ええですわぁ~(やっぱり私は変態だ)。

Recorded on October 21, 1970

Personnel: Alan Skidmore(ts), Malcolm Griffiths(tb), Mike Osborne(as), John Surman(ss), John Taylor (p, el-p), Chris Lawrence(b), Tony Levin(ds)

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コメント

閣下の実力というより、、

ここは、、

>テナーの聖地,新橋Bar D2で聞かせて頂いて気になっていたアルバムである。

この言葉につい、、反応してしまう、、わたしです。(爆)
きっと、あのダンディなお顔で、にやぁ、と、笑いながらかけたんだろうなぁ。。

と、ロマーノさま、、トラバが来ておりません。。

すずっくさん,こんばんは。

実は昨日もお邪魔していました(笑)。「きっと、あのダンディなお顔で、にやぁ、と、笑いながらかけたんだろうなぁ。。」というコメントをご本人にお見せしておきましたです(爆)。

TBはリトライ致しました。失礼しました。

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