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2011年10月15日 (土)

今年,屈指の話題作と言ってよさそうな"SuperHeavy"なんだけど...

Superheavy "SuperHeavy" SuperHeavy (A&M)

主題の通りである。Mick JaggarがDave Stewart,Joss Stoneとバンドを結成することが話題にならないわけがない。だが,私は非常に優れたDave Stewartの新作が出た時に,このバンドへの不安をこのブログにちょこっと触れた(記事はこちら)。実はこのバンドのデビュー・シングルである"Miracle Worker"のPVが大して面白くなかったからである。だから,本作を買うのを実は躊躇していたのも事実なのだが,聞いてみなければわからないこともある。それなら,わざわざ4曲プラスのデラックス・エディションを買わなくてもいいものを...と思うが,それを買ってしまうのが「性」ってやつである。

そして,ある意味不安は的中ってところであろう。Mick Jaggarが参加しているからと言って,Stonesのサウンドを期待してはならないことは上述のPVからも明らかだったが,これはさまざまなサウンドのミクスチャーであって,一般的なロックの範疇で語ることは難しい。更にMick Jaggarがバンドのメンバーに徹し,露出が大して大きくないこともイメージを狂わせる要因であろう。もちろん,このバンドのコンセプトが,異なるジャンルに属するミュージシャンが会することによって,どのようなサウンドが生まれるかということから生まれていることを踏まえれば,そうしたサウンドや,リスナー側の違和感なんて関係ないのかもしれない。

だが,そうは思っても,なかなか納得がいかないのがリスナーの勝手なところである。だからイメージというのは怖いのだが,Dave Stewartの新作が非常にルーツ・ロック的な響きさえ感じさせるものだっただけに,こちらとしてはそういうサウンドを期待したくなるのが人情というところもある。しかもJoss Stoneまで参加しているのだから,よりソウルフルな展開もありだと思ってしまうわけである。

ここに収められている曲がメンバーの共作となっていることからもわかる通り,ジャムの発展形と考えることもできようが,その自発性は評価できるところがあるとしても,音楽としては大して面白くないという感覚はなかなか消えないのである。そんな中で私のフラストレーションを解消してくれたのが,Jaggar~Stewartの共作により,Jaggarが渋く歌う"Never Gonna Change"なのである。やはり私が求める音ってこれだよなぁって思える瞬間であった。

ということで,このアルバムは,インド的な要素や,過度にレゲエ的な要素が感じられない曲は楽しめるのだが,それ以外は...という極めて微妙なアルバム。正直言って,このアルバムが好きだって人は大しているまい。ということで,ミュージシャンの心,リスナー知らずってところかもしれない。星★★☆。

Personnel: Mick Jaggar(vo, g, hca), Dave Stewart(g), Joss Stone(vo), Damian 'Jr Gong' Marley(vo, prog), A.R. Rahman(vo, prog, synth, p), with Shaia Coore(b), Courtney Dedrick(ds), Mike Rowe(org, p, key, synth), Phillip "Writer" James(synth, p, org), Ann Mari Calhoun(vln, strings), Leon Mobley(perc), Anna Stafford(vln), Christian Lohr(key), Holle Farris(tp), Jeff Watkins(sax)

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