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2011年10月19日 (水)

"Full House"を彷彿とさせるPat Martinoの新作ライブ

Pat_martino "Undeniable: Live at Blues Alley" Pat Martino(High Note)

ジャズ・ギター界の手数王,Pat Martinoの新作が出た。本作が録音されたのが2009年であるが,同年,私は同じメンツでのライブをNYCで目撃しており,そのライブ・レポートをこのブログにもアップしている(記事はこちら)。

その時にもこのバンドのよさを興奮気味に伝えていた私であるが,このアルバムが相当よい。 ここでのMartinoがいいのはもちろんだが,私はEric Alexanderを再評価したくなったというのが正直なところである。非常にアグレッシブなソロを展開しており,Martinoとのユニゾンも相当にいけている。楽器編成は違えども,私がちょっと想起したのがWes Montgomeryの"Full House"である。それにも比肩しうるジャズの熱さというものを感じさせて,非常に心地よいのである。

その熱さを持ち込んだがEric Alexanderのテナーであるように思える。 私がNYCで彼らのライブを見た時は,Jeff 'Tain' Wattsのプッシュぶりが素晴らしいと思っていたのだが,このバンドはメンバー全員がドライブ感溢れる演奏をしているのがこのアルバムでは捉えられている。いつもながらのMartinoが楽しめることはもちろんだが,こんな演奏をされたら,ここでの聴衆の盛り上がりぶりも理解できようというものである。そして特筆すべきは1曲を除いて,これらの曲がMartinoのオリジナルであるということである。作曲者Pat AzzaraはMartinoの本名であるが,曲の魅力があって,更にこの演奏がよく聞こえるというところは否定できない。

とにかくジャズ的な魅力に溢れているのだ。唯一Monk作の"Round Midnight"が曲としては浮いて聞こえさえしてしまうと言っては言い過ぎか。 とは言え,そこでのMartinoのソロがまた最高だったりするが。

いずれにしても,これは予想を上回る出来のライブとして,多くのジャズ・ファンにお薦めしたい佳品である。星★★★★☆。これはまじでいけている。

しかし,よくよく考えてみると,ジャケも"Full House"を意識しているように思えてきたなぁ。これはやっぱり確信犯か?

Recorded Live at Blues Alley, Washington D.C. on June 26-28, 2009

Personnel: Pat Martino(g), Eric Alexander(ts), Tony Monaco(org), Jeff 'Tain' Watts(ds)

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コメント

音狂閣下、、

これは、久々、ストレートに燃え上がりました。
こういう、音楽を聴いテ、熱くならないジャズファンは、居るんでしょうか。
生で聴いてる閣下が羨ましいです。

>唯一Monk作の"Round Midnight"が曲としては浮いて聞こえさえしてしまうと言っては言い過ぎか。 とは言え,そこでのMartinoのソロがまた最高だったりするが。

このマルティーノも孤高な演奏で、素晴らしかったです。
トラバしました

すずっくさん,こんにちは。TBありがとうございます。

これってやっぱりいいですよ。Martinoはただでさえハードボイルドですが,Eric Alexanderがそこに輪をかけたと思います。

このメンツのライブを見られたのは本当にラッキーでした。ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

ストレートでシンプルな曲で、これだけソロを聴かせてしまうので、スゴいな、と思いました。太い弦での速弾きの音も快感です。オルガンの参加やジェフ・ワッツのプッシュもあって、かなり好きなアルバムになりました。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。返事が遅くなりまして申し訳ありません。TBありがとうございます。

Pat Martinoの曲ってシンプルなんですが,ジャズ的な魅力に溢れていて素晴らしいですよね。私もこのアルバムは非常に気に入っています。

こちらからもTBさせて頂きます。

Pat Martinoのギターは好物なので、すぐ購入したのですが、なんとなくサックス要らないなあ、の気持ちで放置でした。落ち着いて聴くと、迫力満点のライヴなので、ナマで聴くといいだろうなあ、と思いました。
マルティーノも生で聴いてみたいけど、機会があるかなあ。先日のモントリオールでは1週間の時間差で交差して悔しい感じでしたが。

kenさん,こんばんは。TBありがとうございます。返信の順番がおかしくなってしまい申し訳ありません。

おっしゃっていることはよくわかります。しかし,私はこのメンツでの生を見てしまっていたので,実はこのアルバムには相応の期待を寄せており,そして期待に応えてくれたと思っています。

生は間違いなくよかったですし,本作も好きですねぇ。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

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