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2011年8月29日 (月)

驚きの新作:これが本当にあのEurythmicsのDave Stewartなのか。

Dave_stewart_blackbird_diaries "The Blackbird Diaries" Dave Stewart(Razor & Tie)

私はDave Stewartと言えばEurythmicsになってしまう人間である。よって,Eurythmicsが解散後は別にDave Stewartについて何の関心も払ってこなかったのだが,先日このブログにコメントを頂いたaikさんが,本作が素晴らしいと書かれていたので,ものは試しと思って聞いてみた。そしてぶっ飛んでしまった。

冒頭から,これがDave Stewart?と思わせるような野太いギター・サウンドが聞こえてきて,私はKeith Richards & the X-pensive Winosを思い出してしまった。もちろん,Stonesを想起してもいいのだが,何となくKeithのソロの方が頭をよぎったのである。これは完全にアメリカの音であって,Eurythmicsの音楽とは明らかに異なる。Eurythmicsとて,Annie Lennoxのソウルフルなヴォーカルもあったから,アメリカ的色彩が皆無とは言わない。しかし,これは完全なアメリカン・ルーツ・ロックの趣なのである。しかも"Worth the Waiting for"なんてBob DylanとDave Stewartの共作である。これに驚かないで何に驚くって感じである。しかもまんまDylanのような曲だ。

この驚きが「イメージを覆す」だけであれば,私はぶっ飛ばないが,この音楽の質の高さにぶっ飛んでしまったのである。これは私がまいってしまうタイプのアメリカン・ロックの乗りに限りなく近く,演奏も歌唱も極めて渋い。Dave StewartがプロデュースしたJoss Stoneの新作も6日で録音を完了したらしいが,本作も同じく6日で,かつ同じくナッシュヴィルで録音されているというところには2枚のアルバムは同質のものと考えられるのかもしれないが,それにしてもである。イギリス人がアメリカン・ミュージックに憧憬の念を抱くのは,今も昔も変わらないようだが,それにしてもこの徹底ぶりが凄い。それも真似ごとでなく,完全に消化したって感じなのである。まじでいいねぇ。昨今のアメリカ人がやるよりアメリカっぽい音がしていると言っては褒め過ぎかもしれないが,それぐらい一発で私を惹きつける魅力を持った音楽であった。

これはおそらくはDave StewartあるいはEurythmicsのファンというよりも,アメリカン・ロックのファンに受けるアルバムと言ってよいだろう。後半はややカントリー色が強まるが,それでも、正直言ってWeb上で公開されているMich Jaggerとのバンド,SuperheavyのPVで聞ける"Miracle Worker"より,本作の音楽の方が私にとってははるかに魅力的である。これはいい意味で近年稀に見る「たなぼた」アルバムであった。星★★★★☆。本作を聞くきっかけを頂いたaikさんに感謝したい。

それにしても,Dave Stewartに何があったのかって感じであるが,追って歌詞も堪能したくなるようなアルバムである。

Recorded on July 9 -14, 2010

Personnel: Dave Stewart(vo, g), Chad Cromwell(ds, perc), Michael Rhodes(b), Tom Bukovac(g), Dan Dugmore(g), Mike Rojas(key, accordion), Stevie Nicks(vo), Martina McBride(vo), The Secret Sisters(vo), Ann Marie Calhoun(vln), Judith Hill(vo), Sarah Buxton(vo), Hillary Lindsay(vo) Drea Rhenee(vo), Wendy Moten(vo), Amy Keys(vo), Kim Fleming(vo)

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コメント

Toshiya さん
先般は失礼致しました。aik です。
よもや Dave Stewart を取り上げて頂けるとは思いませんでした。
Mentorに褒められた弟子のような気分です。
貴殿ブログで数多の作品を知り、嗜好の幅を広げることに喜びを感じている身なので、自らの話題を取り上げて頂けるとは。有り難や。この作品"a gem of an album" と言っても過言ではないかも。


PS
この週末に家人と京都へ行く機会を得、清水寺界隈にある蕎麦屋で昼食を取った時のこと、BGMとして流れていた曲が、すぐさま、Miles DavisのKind of Blue(アルバム)であることが分かったのも本ブログのお陰です。
件の蕎麦屋も当初は入る予定でなかったところ家人に強引に連れて行かれたのが、良い結果(味も音楽も)になるという、何となくセレンディピティなるものを感じる今日この頃です。 
相変わらずの駄文失礼をば。

aikさん、こんばんは。出張のため、返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません。

Mentorだなんて滅相もないです。私は駄文を垂れ流しているだけですから。幅の広さについてはまぁそうかなっていうところもありますが、それでも大したものではないですから...。それでも少しでもお役に立てているのであれば幸いですが。

しかし、本当に最近はBGMにジャズを使っている店が多いですねぇ。京都の蕎麦屋もっていうのが「へぇ~」って感じです。

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