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2011年8月 1日 (月)

聞かずにおいたことを反省したEnrico Pieranunzi Latin Jazz Quintet

Pieranunzi_latin_quintet "Enrico Pieranunzi Latin Jazz Quintet Live at Birdland" Enrico Pieranunzi (CAM)

私はEnrico Pieranunziの長年のファンではあるのだが,彼の美学はトリオ,ベースとのデュオもしくはソロでこそ発露されると思っている私は,ほんの少数の例外を除いて,ほとんど彼のホーンとの共演盤というのは保有していない。ある意味食わず嫌いと言われても仕方がない。しかし,それでも彼が実はリリシズムだけを追求する人ではなく,ダイナミズムも持ち合わせていることはいくつかの音源でもわかっていたが,"Latin Jazz Quintet"というバンド名称がネックになって,このアルバムを避けてきたような気がする。しかし,本作を聞いてみて,それを悔いるとともに,Pieranuziによるダイナミックな演奏も非常に優れているということを明確に実証したアルバムである。

まず,彼を支えるリズムがこれまでの共演歴があったかどうかはわからないが,超強力。何てたってPatitucciとSanchezである。彼らのリズムに乗って,Pieranunziはいつも以上に熱い演奏を展開している。本作をブライドフォールドで聞いて,ピアノがPieranunziだと当てるのはなかなか難しいのではないかと思わせるぐらいなのである。だが,私が杞憂していたラテンと言っても,それほどラテン・フレイバーが濃厚なわけではないので,これだったら,もっと早く聞いときゃよかったと思わせる。
Antonio Sanchezの煽りっぷりもいいしねぇ。

フロントの二人は不勉強にしてよく知らないが,十分な好演と言ってよい。こんなバンドでの来日はほとんど想定できないだけに,こういう演奏が聞けるところがNYCのいいところだと思いたくなる。そもそもPieranunziも暫く日本に来ていないはずだが,クラブ・デイトで来れば集客もできるのにと思うと,また来日して欲しいものである。その時は来日時のライブ盤で奇声を発していたオッサンは出入り禁止にすることは言うまでもない(関連記事はこちら)。このバンドでももちろんいいのだが,やはりトリオかソロがいいかなぁ。

ということで,私にとっては最初,Pieranunziのイメージとの乖離が大きいのではないかという危惧から本作だが,今にして思えばそれは全くの間違いだったと言いたい作品である。反省も含めて星★★★★☆としておこう。

と言っても,このアルバム,CDではなく,MP3ダウンロードで購入しているところが,やっぱり私のPieranunziに対する嗜好を反映しているところではあるが...(苦笑)。ついでに余談だが,このアルバムをiPodで再生していたら,この次にかかったのがHaden~Higginsとの"First Song"であった。その落差には唖然とした私である(笑)。

Recorded Live at Birdland, NYC on November 1, 2008

Personnel: Enrico Pieranunzi(p), Diego Urcola(tp), Yosvany Terry(ts,as), John Patitucci(b,elb), Antonio Sanchez(ds)

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コメント

中年音楽狂さん、こんにちは。

記事と関係のないコメントで、すいません。

皆さんにご案内しているのですが、
もしよかったら、お手すきの折りに、
リンクを下記に貼り変えていただければ幸いです。

音楽の日々
http://gokinjo3.blog61.fc2.com

お忙しいところ恐縮ですが、
よろしくお願いします。

音楽狂様こんばんは。
ハードボイルドなエンリコ・トリオがあってこそ、こういった陽性な熱さのある作品もひきたつってもんだと感心してました。僕は昨年のベスト3にいれましたが、季節的にはこのノリは今が聴き頃!なので、聴かずにおくのもいいんじゃないでしょうか。。(その間のCDラックの占有はもったいないですけどね)
TBさせていただきます。

ヨシカワさん,こんばんは。修正を忘れていました。すみません。本日,リンク先を修正させて頂きましたのでご確認願います。

とっつぁんさん,こんばんは。TBありがとうございます。

いやいやこの作品を食わず嫌いで聞かなかった私がバカでした。こういうリズムとも合ってしまうという,Pieranunziとは何とも不思議な人だと思いつつ,おっしゃる通り,夏にぴったりの演奏でした。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

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Enrico Pieranunzi (p) Diego Urcola (tp) Yosvany Terry (ts,as) John Patitucci (b,elb) Antonio Sanchez (ds) Rel:2010 CAM Jazz Recorded By James Farber At Birdland on Nov 1,2008 in New York 硬派を地でいくEnricoさんがラテンということで、さぞかしいい意味で微妙なノリを聴けるのでは?と思い迷わ..... [続きを読む]

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