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2011年7月20日 (水)

サイドマンとしてのWayne Krantzとしてはこれが一番いいような...。

John_escreet_2 "The Age We Live in" John Escreet (Mythology)

毎度毎度書いているが,私はWayne Krantzのファンである。よって,Krantzが参加しているという理由だけで,ついついアルバムを買ってしまうのだが,そこにおけるKrantzの露出度が必ずしも高くなくて,結構がっくりくることが多いのも事実である。本作は,そんなことを思いながらも,今回もやっぱり買ってしまったKrantz参加作であるが,これが私がこれまで聞いたKrantzがサイドマンとして参加したどのアルバムよりもいけていると感じてしまった。

そもそも基本編成がベースレス,ワンホーン,ギター入り+キーボード+ドラムスということはサックスの種類は違えどもChris Potter Undergroundのようではないか。そのUndergroundのオリジナルのギタリストがKrantzだったことからすれば,当然期待も高まるわけだが,この作品はそれこそ裏Undergroundのような音がする。無茶苦茶カッコいいのだ。

全編を通して,それこそ変態ファンクとも言うべき音楽が展開されているが,やはりUndergroundのテイストを感じてしまう私である。基本のメンツとなる4人はバンドとしてNYCの55 Barにも出ているから,そういうところもUnderground的だと思ってしまう。それでも,Undergroundのコピーというのではなく,このバンドにはこのバンドらしい個性も,特にEscreetのホーンやストリングスのアレンジから感じられる。そのアレンジ感覚,どこかで聞いたようなことがあるなぁと感じていて,思いだそうと努力したのだが,達した結論がおそらくはWayne Shorterの"High Life"の"Children of the Night"のようなサウンドではないかというものだった。基本的には変態的なファンクなのだが,時折そういう音が顔を出すのが非常に面白いと感じた私である。

しかし,上述の通り,この作品ではKrantzの露出度も高く,Krantzファンは納得できる作品だと思うし,バンド全体のグルーブも(Steve Coleman Five Elements + Chris Potter Underground)÷2みたいな感じでその手のサウンドが好きな私としては,年甲斐もなく通勤電車の中でかなり興奮してしまった。

John Escreetはそもそも英国出身で,現在はNYCに在住らしいが,出ている音は現在のNYCらしいと言うべきだろう。そもそも彼がライブでやっているメンツを見れば,やはり...と思わせるミュージシャンが並んでいるが,こんな音楽が55 Barから聞こえてきたら,私だったらあの狭い店の中に確実に吸い寄せられていったであろうこと間違いなしのアルバム。星★★★★☆。

ちなみにこの基本構成の4人からEscreetを抜いて,変わりにベースのTim Lefebvreが入ったバンドのライブ音源がDavid Binneyのサイトで購入できるが,これも相当カッコいいのは言うまでもない。実はBinneyのサイトにはそういう音源が結構あって,気になっているのだが,まだまだ押さえきれていないのが実情である。Krantz入り音源だけでも買おうかなぁ(爆)。

Recorded in March & April, 2010

Personnel: John Escreet(p, key), David Binney(as, electronics), Wayne Krantz(g), Marcus Gilmore(ds), Tim Lefebvre(b), Brad Mason(tp), Max Seigel(tb), Christian Howes(strings)

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コメント

アルバム単位での完成度を目指した作品と認識しましたが、それでも興奮どの高い演奏は、かなり楽しんでいます。

目当てにしていたWyane krantzの露出も多く、そっち方面でも満足度高いです。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん、おはようございます(こちらは早朝です)。TBありがとうございます。

本作はバンド・サウンドというのもあるのでしょうが、編成ゆえにWayne Krantzの活躍の余地が大きかったことが気に入ってしまった要因だと思っています。

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» John Escreet The Age We Live In [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
John Escreetというピアニストのリーダー作となります。このリリースの直後に、criss crossでもアルバムリリースが決まっているので、最近の注目株ということになるのでしょう。 2008年に初リーダー作をリリースした後、2010年の Don t Fight The Inevitable は、メンツ見て買おうと思っていた時期もあったように記憶していますが、結局は買わずじまい。 David Binneyの Aliso (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxa..... [続きを読む]

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