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2011年7月25日 (月)

出張の道すがらには丁度良い本

Photo 「ジョーカー・ゲーム」 柳広司 (角川書店)

たまの出張で新幹線等に乗っていると,大体は睡魔に負けて熟睡している(しかも寝汗までかいている)ことが多いのだが,それでもずっとそういう状態が続くわけではないから,音楽を聞きながら本でも読もうかということになり,駅で文庫本を仕入れることがよくある。この本もその一冊。

私は実を言うと,好んでは短編を読まないのだが,それでも適当な時間である程度の物語を楽しめるのが短編小説のいいところであり,出張の道すがらには適しているという考え方もできる。私はこの本が結構評判になっていたのは知ってはいたのだが,入手するところまではいかなかったが,今回の文庫化で入手して読んでみたら,これが結構面白かった。全編を通じて登場するのは「魔王」と呼ばれる結城中佐であるが,各編での登場人物は異なっているものの,スパイ小説として一本筋が通った話になっていて,私としては結構楽しめた。

驚きのあるストーリー展開ではないものの,一貫性があるので展開に違和感はないし,ある意味,どの話においても,結論の付け方はウイットに富んでいるという言い方もできるかもしれない。ストーリにも特に大きな破綻はないし,結構よく出来たスパイ小説であった。もちろん,こんな人間がいるのかい!とケチをつけるのは簡単だが,そんなことを言ったら,007の映画なんて見てられないということになってしまい,007好きの私の自己否定になってしまうので,決してそんなことは言わない。

いずれにしても,様々な舞台を設定しながら,結城中佐という個性的なキャラクターが通奏低音のように流れていて,その辺が連作短編としてきっちりしたものになっていると思う。星★★★★。舞台も多様なので,この本は,映画好きで気楽に読める本を探している人にいいのではないかと思った。

そして,本作を映画にするなら,誰を結城中佐にキャスティングするだろうなぁとずっと思っていたのだが,まだ誰がいいか思いつけていない私である。

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