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2011年7月 8日 (金)

ジャンルを越境するMe'Shell Ndegéocello

Meshell "The World Has Made Me the Man of My Dreams" Me'Shell Ndegéocello (Emarcy)

私がこのMe'Shell Ndegéocello(長いので以下MNと略す)という人に出会ったのは彼女の"Peace Beyond Passion"というアルバムだったが,それが本当に素晴らしい作品で,私は一発でこの人に痺れてしまったのであった。今でもMNの最高傑作は"Peace Beyond Passion"だと信じている私である。だったら,そっちのアルバムについて書けばいいじゃないかという声もあろうが,今日は本作である。

このアルバムはいつものMNって感じで,軽くソウルもファンクもワールド・ミュージックもジャズも超越してしまう彼女のスタイルがよく出た作品で,これはこれで非常に楽しめると思う。NYCのイースト・ヴィレッジあたりにあるやや先鋭的なバーで流れていても不思議はなく,サウンド的にもバランスがよいものだと思う。だが,このアルバムがジャズ・ファンに注目されるとすれば,それはPat Methenyが一部で参加しているからと言ってよい。だからと言ってPatが弾きまくるって感じではなく,あくまでも伴奏に徹しているのだが,その他にもこれは...というジャズ・ミュージシャンが結構参加していて,彼女の人脈の広さを示していると言ってもよいだろう。

人脈の広さ=音楽の間口の広さという考え方も成り立つわけで,彼女のことを私が越境型ミュージシャンと感じるのは,こうした交流を通じて培われたところもあるのではないかと思う。いずれにしても,いろいろなスタイルを消化しながら,最終的にはMN色に染めるところがこの人の大したところである。私の場合,彼女のアルバムが出ると何だかんだと言っては買ってしまうのだが,音楽に対して偏見を持たずに聞けるリスナーには,この人の音楽性は受けるのではないかと思っている。雑食性リスナーの私らしいテイストと言えばそれまでだが,それでもこの人の才能は高く評価していいと思う。そうでなければこんなにミュージシャンは集結してこないだろう。

しつこいようだが,私にとってのMNの最高傑作は"Peace Beyond Passion"であり,それに比べれば,やや落ちるものの星★★★★には相当する佳作である。

Personnel: Me'Shell Ndegéocello(vo, b, g, ds, perc, key, org), Brandon Ross(g), Mike Severson(g), Herve Sambe(g), Rhamis Kent(g), Pat Metheny(g), Doyle Bramhall(g), David Gilmore(g), Daniel Jones(key), Jason Lindner(key), Mark Kelley(b), Deantoni Parks(ds), Rhamis Kent(ds), Gilmer Gomes(perc), Dave Vieira(perc), Oliver Lake(sax), James Newton(fl), George McMullen(tb), Graham Haynes(cor), Hamsa Yusef(vo), Daniel Jones(vo), Farenheit(vo), Sy Smith(vo), Thandisa Mazwai(vo), Amatus-Sami(prog), Jack Bean(spoken words)

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