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2011年7月15日 (金)

ちょっと寄り道:Fabrizio Bossoが本当にいいと思ったアルバム

Michel_polga "Michele Polga Meets Fabrizio Bosso Live at Panic Jazz Club" Michel Polga (abeat)

今日はAbstract Logixのライブ盤を取り上げるつもりだったのだが,ちょっと寄り道である。唐突であるが,私はイタリアン・ハードバップが嫌いなわけではない。High Five の音源にシンパシーを感じる部分もあれば,爽快感をおぼえることもある。だが,トランペッターとしてのFabrizio Bossoは私の中ではPaolo Fresuよりもかなり評価が低い状態が続いてきた。心に響かないのである。それでも,昨年彼のライブを見に行くチャンスがあって,かなり見直したのも事実だが,それでもミュージシャンとしてはFresuの方がはるかに上だと相変わらず思っている私である。

そんな私ではあるが,今回聞いたこのアルバムでは完全にBossoを見直した。本作はハードバップと言うよりも,イタリアン・モーダル・ジャズって感じなのである。そうしたサウンドの中で聞こえるBossoのラッパは,元気印ハードバップの時よりも何倍も魅力的に思えてしまったのである。これはある意味不思議ではあったが,私はBossoにはこういうサウンドの方がフィットしているのではないかと感じる。

収録された曲には"Re-Trane"なんて曲もあって,明らかに"A Love Supreme"の響きが聞こえたりして,サウンドがイタリアっぽくないのも事実である。しかし,このライブ・セッティングにおいて聞かれるこのクインテットの演奏は,60年代のモード・ジャズが現代によみがえったような感覚を覚えさせるもので,ある意味これは私には想定外の音だったのだが,逆に極めて新鮮に響いたのだ。Fabrizio Bossoって何でも吹けるよねぇとも思っていたのだが,ここまでだとは思っていなかった,と告白してしまおう。

本作は,私がイタリアン・ハードバップに感じているところ(ある意味楽しく,ある意味退屈)をかなりのレベルで払拭してしまったということで,このアルバムは高く評価したいと思う。まじでBossoに驚かされたということも含めて星★★★★☆としてしまおう。これはかなりいいと思う。

Recorded Live at Panic Jazz Club, Marostica, Italy on September 15, 2010

Personnel: Michele Polga(ts), Fabrizio Bosso(tp), Luca Mannutza(p), Luca Bulgarelli(b), Tommaso Cappellato(ds)

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コメント

音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
予想を超えて凄いのにめぐり合うので、知らない人にも手が出ますね。
またイタリアのハードバップコピーかと思っていたら、ボッソの吹きだしには驚きましたね。
ボッソってノー天気なところありますが、男らしいところは男らしい。フレスのフリーあまり得意ではありません。
まずは良いアルバムにめぐりあいましたね、ご同輩。
TBさせていただきます。

monakaさん,こんばんは。TBありがとうございます。

このアルバム,本当にBossoのイメージを覆したと言っても過言ではありません。素晴らしい出来です。Fresuも多作なので玉石混交ですが,Devil QuartetやAngel Quartetのコンテンポラリーな感覚が私は好きです。ついでにRalph Townerとの共演作も最高ですね。

しかし,このBosso,というかこのアルバムは本当に買ってよかったです。

このタイトルのように、、人生も、ちょっと寄り道、なんて、気軽にできちゃうとストレスも軽減できるのにね。

ボッソに関して、閣下がいいたいことはわかりますが、ボッソはまだまだわたしにとっては魅力的な人です。
以前ののように、片っ端から買いあさることはなくなりましたが。
このアルバムは、ボッソだけでなくて、全体のサウンドがわたし的にはとても良かったです。

つうことで、カラオケで発散して下さいまし。

すずっくさん、おはようございます。TBありがとうございます。また、返事が遅くなり申し訳ありません。

Bossoの評価は前よりはかなりよくなりましたよ(笑)。でも、ミュージシャンとして私にフィットするのがFresuの方であることは一切変わりませんが(きっぱり)。

でもこのアルバムはかなりよかったです。モーダルな感じが特に気に入ってます。この路線、大歓迎です。

追ってこちらからもTBさせて頂きます。

こんばんは。
コメントありがとうございました。トラックバックにもチャレンジしましたが、URLを記しておきますね。

音楽の日々
Michele Polga / Live at Panic Jazz Club (Italy: 2011)
http://gokinjo3.blog61.fc2.com/blog-entry-482.html

僕の趣味としては、「ある意味楽しく、ある意味退屈な」ハードバップを演奏するボッソの方が好きなのですが(笑)、このアルバムの「熱」の入り方は、確かに凄いですね。

ヨシカワさん,こんばんは。TBありがとうございます。

やはりFC2との相性は最悪で,ヨシカワさんのTBは届いていますが,こちらからFC2にTBが飛びません。これはほかの方のところでも発生している問題なので,どうしようもありませんので諦めます。

いずれにしても,このモーダルな熱さは大したものです。こういう路線で行って欲しいと思っている私です。

私はこれが初Bossoでしたが、なかなかいい出会いでした。全員が初物でしたが、ピアニストも結構気に入っています。という訳でTBさせて下さい。

1irvingplaceさん,こんにちは。返事が遅くなって申し訳ありません。TBありがとうございます。

私も欧州ジャズには決して造詣が深いわけではないのですが,ブログのお知り合いの皆さんのおかげで,随分と聞くようになりましたねぇ。そんな中で,本作を購入したのは直感によるものだったのですが,これは当たりでした。こういうのもできてしまうところがイタリアの奥深さだと思いました。

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