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2011年7月27日 (水)

Do You Know Silvano Monasterios?

Fostered "Fostered" Silvano Monasterios(自主制作盤)

これが昨日書こうとして断念したアルバムである。今日はそのリベンジ・マッチ。

本作はショップの店頭で聞いていて思わず耳をそばだててしまったアルバムである。ピアニスト,コンポーザーとしてのこの人の名前は今まで聞いたこともなかったが,何とも私が反応したくなるようなサウンドだったのだ。プロフィールを検索するとヴェネズエラ出身ということや,真っ当な音楽教育を受けているようなのだが,特に見ず知らずのリスナーの関心を誘うようなキャラクターではないように見える。しかし,一聴すればわかるが,ここで聞かれる音楽は,よく書きこまれている音楽と言ってよく,非常によくできているのである。アレンジはよく効いているが,だからと言ってジャズ的な要素が希薄にもなっていないのも立派。しかもピアニストとしてのSilvano Monasteriosがかなりいいフレーズを連発して,おぉっ,この人は結構な才人かと思わせる。

だからと言って諸手を挙げて絶賛できないのはソロイストの弱さ,具体的にはトランペットのアドリブ・パートがあまりにも弱い点がどうしようもなく気になるのだ。ほかのプレイヤーがまともな中,一人だけ明らかにレベルが違うミュージシャンがいると演奏が台無しとは言わないまでも,妙に違和感が強い演奏になる最たる事例なのである。そういうこともあって,一聴かなり魅力的ではあるが,まともに対峙するとがっくりさせられる瞬間も多々あるのがこのアルバムの難点である。

だが,まったく私のレーダー・スクリーンには入ってこなかったにもかかわらず,これはこれでアンサンブルの楽しみを感じさせるアルバムであった。まぁ良くも悪くも,優秀な学生バンドが頑張って録音したアルバムって気がしないでもない。スタジオとライブが混じり合っているのもそういう理由かと勘繰りたくなるようなアルバム。でも才能は認めたいので星★★★☆。ついでに言っておくとサックスのBrandon Wrightは結構よかった。トランペット抜きのワンホーンの方がよかったなって感じである。

それにしても,Silvano Monasteriosって言って,知ってる人がどれぐらいいるのやら(と主題に戻る)。

Personnel: Silvano Monasterios(p), Brandon Wright(ts, ss), Seth Martin(tp, fl-h), John Daduraka(b), Noah Penn(ds), Erik Elligers(as), Aaron Mitter(b), Sam Howard(b), Peter Clagget(tp)

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コメント

こんばんは。
自主制作なんですね。
ジャケットも素敵だし ピアノも上手ときたら 聴きたくなってしまいます。
が 最近 パド・パウエルを買ったので まずは そちらから。
聴いてみたいアルバムがたくさんです。

マーリンさん,こんばんは。自主制作と言えども,ちゃんと流通しているようですからご安心を。

Bud Powell買われましたか。反応が心配です~(笑)。ご感想お聞かせ下さいね。

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