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2011年6月23日 (木)

James Farm:Joshua Redmanが今イチ苦手な私もOKの快作

James_farm "James Farm" James Farm(Nonesuch)

このアルバムを新譜と呼ぶにはリリースから随分と時間が経っているのだが,私の中ではまだまだ新譜ということにさせてもらおう。もっと早い時期に記事にしようと思っていたのだが,ずるずるとここまで来てしまった。

主題にも書いたとおり,私はJoshua Redmanが今イチ苦手である。名門Harvard卒という育ちのよさというか,この人の音楽には非常に「理知的」なものを感じてしまい,クールに演奏されると何だかなぁとなってしまうのである。うまいのはよくわかるんだが,どうもサックス・プレイヤーとしての魅力を感じさせてくれないと思えてしまう。これが相性ってやつなのかもしれないが仕方がない。ということで,Joshua Redmanがシーンに登場してからも,実はBrad Mehldauがらみのアルバムと"Wish"ぐらいしか買っていない。MehldauがらみはあくまでもMehldauで,"Wish"も伴奏陣に魅かれてということであるから,本当にほとんど関心がないのだ。

しかし,このアルバムはお知り合いのブロガーの皆さんの間でも評価が高いし,何よりもリズム・セクションが気になる面々ということで購入したわけだが,やはりJoshuaとの相性からというわけではないが,どんどん聞く優先順位が劣後していってしまった。

だが,ようやくここにきて何度かプレイバックしてみて,これはかなり出来がいいのではないかと思うに至った私である。Joshua Redmanは相変わらずのクールな吹きっぷりであるが,このアルバムの面白いところは曲とアレンジなのだと思える。自発的のようで,実は書き込まれているのではないかと思える精緻さが演奏の端々に感じられる。Eric Harlandは思ったほど激しくやってはいないが,この演奏でのキーはAaron Parksが握っていたのではないかと思えるほど,私にはParksの演奏ぶりが気に入ってしまった。

彼らはやはりバンドとして活動しているだけに,きっちりアレンジしている感覚が濃厚ではあるが,ジャズ的なスリルに乏しいということでは決してない。ワンホーンというジャズの王道のような編成を取りながらも,聞こえてくる音楽には普通の4ビートなんてほとんど顔を出さないところが面白い。まさに典型的なコンテンポラリー・ジャズとして捉えることができるように思う。Joshua Redmanは相変わらず私のタイプではないが,このバンドならばOKと言える。また,アルバムとしては推薦に値する出来だと思う。星★★★★☆。

いやいや,それにしても今年はいいアルバムが多いなぁ。年末のベスト盤選びに苦しみそうである。

Recorded on August 26-29, 2010

Personnel: Joshua Redman(ts, ss), Aaron Parks(p), Matt Penman(b), Eric Harland(ds)

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コメント

こんばんは。

>この人の音楽には非常に「理知的」なものを感じてしまい,クールに演奏されると何だかなぁとなってしまうのである。

うーーん。。。でも、、ほら。。全く、知性を感じないのもなぁ。
と、誰って、ことではない。
真面目に言うと、ここまでは結構同じような感想。でも、サックスプレイヤーとしては魅力を感じてます。
なんでだか、よくわかんないけど。

ただし、これはわたしはAaron Parks買い。演奏もよかったし、結構計算された、ってのも、その通りだと思います。
でも、最後、聴き終わったときは、ジョシュアだったなぁ。
やっパ、うまいなぁ、だけでなく、なんか、わたしを惹きつけるものを感じちゃいました。
ということで、このバンドで来日するように、願ってます。

トラバしますね。

やっぱり皆さん絶賛されているだけのことはありますね。

内容的にはけっこう凝っているんだろうけれども、そう感じさせなくて、けっこう聴きやすかったり、メロディが印象に残ったりする場面が多かったアルバムでした。

このメンバーだからこそ、あえて入り組んだっ方向に行かなかった、というのは正解だったのでは、という気がしています。

TBさせていただきます。

すずっくさん,TBありがとうございます。返信が遅くなりました。すみません。

記事にも書きましたが,相性ってありますよね。でも相性が悪くても,こんな作品なら全然問題ありません。Aaron Parksもいい仕事振りでした。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

910さん,おはようございます。TBありがとうございます。返信の順番がぶれてしまってすみません。

このメンツならではの出来と言えばその通りでしょうが,私にとってもこれは評価できるアルバムでした。レギュラーで継続すると面白いことになりそうですね。

ということでこちらからもTBさせて頂きます。

さすがに、ユニット名義のアルバムだけあって、個が立っているというより、グループでの演奏に焦点が当てられている印象でした。
が、それでいてジャズの熱さがしっかり伝わってくる凄い盤だと思います。
なんだかんだ、Joshua Redmanは侮れない人です。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

音楽狂様
こんばんは。思ったよりjoshuaはパスしてるんですね。でも凄く気持ちわかります。
近年は曲が複雑でも乗りこなしてしまうミュージシャンが増えてきた気がします。この作品はその好例ですね。全然違いますがこのドラマ性にchickのThree Quartetsなど思い出してしまいました。

中年音楽狂さん、こんばんわ。

僕もけっこうジョシュアは苦手です。なにしろ、ジョシュアで一番好きなのがエラスティック・バンドですから。

でも、本作は、ジョシュアのリーダー作ではなく、文字通り四人の共同名義なので、そこが聴きやすいポイントだったと思いますけどね。最初は安易すぎるアルバムだと感じましたが、でもよく聴くと凄く緻密な感じが出てきて、流石~~って思っちゃいました。ジョシュアはアルバム・コンセプトにハマった時は絶大な力を発揮する人なんだと感じました。

ということでこちらからもTBさせていただきます。
中年音楽狂さんの記事は最後にリンク貼らせていただきました。
ではでは。

oza。さん,TBありがとうございます。おっしゃる通り,このアルバムはグループとしてのサウンドを重視していると思います。

Joshuaは苦手でも,確かに侮れません(苦笑)。

ki-maさん,こんにちは。TBありがとうございます。

確かにここに収められた音楽も複雑だとは思うんですが,そう感じさせないところが大したものです。そうした点も評価に値すると思っています。

crissさん,TBありがとうございます。今回もこちらからのTBはダメで,crissさんのはOKですね。FC2とココログ・フリーはOKなのに,ココログ・ベーシックはダメってのはどういうことなんでしょうね。ちょっと納得がいきませんが,お手数お掛けしてすみません。

ともあれ,このバンドはなかなかいいですね。確かにツボにはまったときのJoshuaは凄みを感じさせます。アドリブとアレンジのバランスもよかったのが勝因かもしれませんね。

中年音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
私のところもそうですが、最近一番TBがついたアルバムでないでしょうか。
NYのクラブにも出ているようですが、このメンバーがそろって日本にはこないでしょうね。
生の演奏が非常にききたくなあります。
パークスがいっそう燃えそうです。

monakaさん,こんばんは。TBありがとうございます。確かにブログ界で話題沸騰ですね。

このメンツで日本に来れば,私も見たいですねぇ。特にAaron Parksがどういう演奏をするかは興味津々です。

音楽狂さん、こんばんは。
久しぶりにJoshua Redmanを聴きましたが、理知的な部分は感じさせながらもこのメンバーと組むと、ノリが違うのか、活性化されている気がしました。
Eric Harlandなんかはもっとこっちにガツンと来て欲しい気もなくはないんですが、それはライブでお楽しみ・・になればいいですね。TBありがとうございました。こちらからもTBさせていただきます。

とっつぁんさん,こんばんは。TBありがとうございます。

確かにここでのHarlandはややおとなしめであることは間違いありませんが,トータルなサウンドとしてはよかったとも思えます。でもやはり「ガツン」を期待しちゃいますよねぇ。来日したら,私も行くだろうと思いますね。

 Toshiyaさん、おはようございます。
 自分はジョシュア・レッドマンの演奏は好きなんですが、最近はご無沙汰してました。こんないいユニットで活きのよい活動をしていたんですね。乾いた硬質な音の響きがなんとも心地よい作品ですね。ライブみたいですね。トラバさせてくださいね。

kumacさん,こんにちは。TBありがとうございます。

これはユニットとしての活動なんでしょうけども,メンツの勝利という気がします。それでも,このコンテンポラリーな感覚というのは実力がなければなかなか出せないものだと思います。いいバンドですよね。これなら私もライブを見たいです。

こちらからもTBさせて頂きますね。

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