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2011年6月22日 (水)

Gary Burtonの新クァルテットはレベルが高い。

Common_ground "Common Ground" New Gary Burton Quartet (Mack Avenue)

Gary Burtonは今年で68歳になるが,年齢に比べるとやっている音楽は非常に若々しい。長年のデュオ・チームを組むChick Coreaが,70歳になってもRTF IVでほとんどロックと言っていい演奏をしているのと同じだが,それにしても凄いことである。

今回リリースされたこのアルバムでも,「昔の名前で出ています」的なところは皆無。まだまだクリエイティビティは衰えていないことを示す快演集となっている。Gary BurtonはPat Methenyとのライブ盤もあり,昔からギタリストとの共演が多い人だが,今回はJulian Lageである。Burtonの"Generations"に参加した時はティーンエイジャーだったLageだが,今でもまだ弱冠23歳である。今回のアルバムのキモはこのJulian Lageだと言ってもいいぐらいの活躍ぶりである。BurtonがLageに花を持たせている感覚さえ覚えると言っては言い過ぎか。"My Funny Valentine"等は最たる事例で,その冒頭に聞かれるLageのスパニッシュな響きをたたえたソロ・ギターなど見事なものだ。

しかも彼らを支えるのがColley~Sanchezの重量級リズム隊であるから,このアルバムは聞く前から悪いはずはないという予感はあったが,これは予想以上にいい出来だと言ってよいと思う。ここで演奏される曲は通常の4ビートではない。非常にコンテンポラリーな感覚が強いだけでなく,なかなか優れたメロディ・ラインを持っていることが魅力的なのである。

私はBurtonとMethenyのライブ盤に関しては予定調和的だと評した(記事はこちら)が,私には今回の新作の方が好ましい印象を与えたことは間違いない。この作品はGary Burtonのリーダーとしての統率力と,優れたミュージシャンの演奏能力が結びついてできたものと思う。1曲ぐらいテンポを上げた曲があってもよかったという気がしないでもないが,これは気に入った。星★★★★☆。

7月にはBlue Note東京に出演するようだ(但し,Scott Colleyは来ないみたい)が,これならライブを見に行ってもいいかなぁなんて思わせる。Gary Burton,まだまだ現役であることを見事に実証した佳品である。

尚,ライナーにも録音日は明示されていないが,Web上の情報によると下記のものらしい。しかも録音場所は我が母校NYUってのが私の郷愁をそそる。レコーディング・スタジオなんてあったのか~って感じである。

Recorded on December 4-6, 2010

Personnel: Gary Burton(vib), Julian Lage(g), Scott Colley(b), Antonio Sanchez(ds)

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コメント

中年音楽狂さん、こんにちはmonakaです。
G・バートンはコンコードで少し個性を発揮するアルバムが亡くなっていたとおもっていましたから、これは若々しくて、方向もしっかりした久々のオリジナル・メンバーのアルバムができました。

monakaさん,こんばんは。TBありがとうございます。

このアルバムはバンドとしてのまとまりもよくて,私も近年のGary Burtonのアルバムでは一番好きでしょう(と言っても全部は聞いていませんが...)。

やはり才能あるミュージシャンというのは,年を取っても凄いものですね。あやかりたいです。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

6月上旬には入手していたのに、なぜか聴く順番が遅くなってしまいました。でも、時間を置いただけあってかどうか、素晴らしい演奏が飛び込んできて、よかったです。

現代ジャズの範疇には入るんでしょうけど、ダークで都会的な、というイメージにはならずに、メンバーには自由にやらせておいて、あくまでもゲイリー・バートンの色で染めているようなところは気に入りました。

TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

このアルバムは予想外のよさって気がしますが,メンツの選択が正しいんだろうなぁって思います。世代の違うミュージシャンを使いながら,若々しさを保っている感じがしますね。

追ってこちらからもTBさせて頂きます。

Gary Burtonぽい温度感の楽曲を、盤石なメンツで絶妙に料理している好盤だったと思います。

書かれている通り、ちょっと前に来日した際も、ほぼこのメンツで来ていましたが。。
この後も、コンスタントにこのメンツで活動できるかが、どうしても気になってしまいます。


TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

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