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2011年5月19日 (木)

Joe Henryプロデュースでもダメなものはダメ。

Hugh_laurie "Let Them Talk" Hugh Laurie (Warner Brothers)

昨今のプロデューサーの中で私が最も信頼していると言ってもいいのがJoe Henryである。だから,彼がプロデュースしたアルバムは例外なく買っている私であるが,中には全然知らない人もいるわけで,このHugh Laurieも初耳である。英国では結構名の知れた役者らしいのだが,そんな人がJoe Henryのプロデュースで,ブルーズを歌うっていうんだから,やはり気になってしまい購入である。

しかし,このアルバムにはどうしてもぬぐえない違和感があるのである。バックのサウンドは,いかにもJoe Henryプロデュースらしいルーツ色濃いサウンドであるにもかかわらずである。その根本的な原因はHugh Laurieの声にある。こんな全くソウルを感じさせない声で,ディープ・ブルーズを歌われたって,どうやったってピンと来るわけはないのである。

聞いていて思ったのは,多少歌の歌える役者が道楽で作ったんではないかという感覚であるが,全編を通じて,真面目に演奏に取り組んでいるとは言え,こんな薄っぺらい歌唱では興ざめなこと甚だしい。所詮余芸に過ぎないのだ。そう言えば,Joe Henryのプロデュースにしては,バックのサウンドにも,いつものスモーキーな感じがしない。ピアノの音なんてかなりクリアな辺りにも違和感を覚えるのかもしれない。

私の感覚が顕著になるのはIrma Thomasが登場する"John Henry"という曲である。Irmaの声がまさにソウルであるのに対して,Hugh Laurieの声は...って感じなのである。やっぱりこれはダメだ。Joe Henryはいつもの調子でプロデュースしたのだろうが,この音楽をやるにはHugh Laurieの声は分不相応過ぎた。

ということで,さしものJoe Henryプロデュースとは言え,本作は私にはほとんど評価できない作品であった。星★★。

Recorded on July 26, 27, September 1, October 4-8, and 21, 2010

Personnel: Hugh Laurie(vo, g, p, perc), Jay Bellrose(ds, perc), Kevin Breit(g, mandolin, mandocello), Greg Leisz(g, Weissenborn, mandola), David Piltch(b), Patrick Warren(org, autoharp, accor, key), Craig Eastman(vln), Levon Henry(ts), Robby Marshall(cl, a-cl), Jean McClain(vo), Gennine Jackson(vo), Jo Green(clap), Brian "Breeze" Cayolle(ts, bs), Tracy Griffin(tp), Clarence J. Johnson the 3rd(as), "Big Sam" Williams(tb), Irma Thomas(vo), D. John(vo), Sir Tom Jones(vo), Allen Toussaint(arr)

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