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2011年5月25日 (水)

心地よいグルーブが魅力のBooker T. Jones

Booker_t_jones "The Road from Memphis" Booker T. Jones(Anti)

これはショップをうろついていたら店内で流れていて,一発でまいってしまったアルバムである。特にBooker T.のヴォーカル入りの"Down in Memphis"には痺れてしまった。

本作は,昨年のJohn Legendとの共演も楽しかったThe Rootsの面々が,ソウル界の重鎮バック・ミュージシャン(変な言い方だ),Booker T. Jonesと共演したものであるから,これはそもそも期待が高まるってものである。そして結果は○である。

何がいいかというと,Bookert T.のオルガンと,The Rootsの醸し出すグルーブがいい具合にブレンドしていて,聞いていて気持ちいいのである。ヴォーカル曲は4曲だが,それらが丁度いいアクセントになっていて,全編を通じて飽きることがない。これは一聴して好きになるリスナーが多いだろうと思わせるアルバムなのである。ただ,ヴォーカルが結構重量級なので,インスト曲でのオルガンはやや線が細くすら感じてしまうから不思議なものだが,それでもこれはBooker T. Jonesが現代的なビートとも見事に調和できることを示した快作。しかも最後にはLou Reedをゲストに迎えているが,全く違和感がないのも凄いことである。

John Legendといい,Booker T. Jonesといい,こうした共演者とのアルバムを相応に仕上げてくるThe RootsのQuestloveは大したプロデューサーであり,ドラマーであると認めなければなるまい。これは結構楽しめるアルバムとして星★★★★☆には十分相当する。私はかなり好きだが,Booker T. Jonesのヴォーカルをもう少し聞けたら,というか,ヴォーカル曲とインスト曲のバランスが逆転していてもいいと思えるぐらい"Down in Memphis"が素晴らしい出来なのである。Booker T. Jones,当年とって66歳だそうだが,まだまだ現役である。

Personnel: Booker T. Jones(org, p, chimes, vo), Ahmir "Questlove" Thompson(ds), Kirk Douglas(g), Owen Biddle(b), Rob Shnapf(g, clap), Stewart Killen(perc), Yim Yames(vo), Matt Berninger(vo), Sharon Jones(vo), Lou Reed(vo)

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