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2011年4月19日 (火)

Robbie Robertson,13年振りの新譜は私にとっては20年振りの彼のアルバム

How_to_become_clairvoyant "How to Become Clairvoyant" Robbie Robertson (429 Records)

今年のロック界の新譜で,私が最も待っていたのはこのアルバムかもしれない。何と言ってもRobbie Robertsonにとっては13年振りのアルバム。私にとっては,彼のアルバムを購入するのは私の在NYC時代に買った"Storyville"以来だから,何と20年振りなのだ。私はThe Bandのアルバムは好きだが,Robbie Robertsonのアルバムに感じられる暗さがネックになり,"Storyville"以降のアルバムには手を出さなかったのである。しかし,今回はEric Claptonとのコラボレーションあり,Steve Winwoodの参加ありと,私の心の琴線をくすぐるメンツとの共演ということでは,やはり期待してしまうのが筋である。

そして,聞いてみると,これまで私が聞いたRobbie Robertsonのアルバムよりも,レイドバックしつつも楽しげな音楽が多いことに気づく。ある意味では,私の感覚よりも健康的なRobbie Robertsonの音楽と言ってもいいかもしれない。Claptonとの共演は想定通りって感じだが,その中では私はSteve Winwood参加曲に魅力を感じた。その一方,Robert Randolphのペダル・スティールが何とも言えぬ渋さを醸し出していたりと,ゲストは適材適所だと思える。そして,Robertsonの書く曲も悪くない。これなら何度でも聞きたくなるというか,適度なグルーブに思わず足が動いてしまい,娘に相変わらずの「パパ,乗ってるし...」という指摘を受けてしまった。

ヴォーカリストとしてのRobbie Robertsonは決して魅力的な存在とは言えないが,ここではギタリストとしての頑張りが目立つのもなかなかよい。レイドバックしているからと言って,サウンド的に古臭いという感覚はそれほど感じないし,この手の音楽好きにはやはりこたえられない作品ではないかと思う。それを支えるのが全編でリズムを担当するPino PalladinoとIan Thomasのコンビの作り出す心地よいグルーブ感だとも思える。そうは言ってもインストで演奏される"Madame X"のような曲は私には蛇足のように感じられる。そうしたことも踏まえれば星★★★★(心情的にはあと半星つけたいが...)としておこう。でも,これは悪くないし,買っても損した気分にはならないはずである。

しかし,この訳のわからんジャケは何とかならなかったのかと思うのはきっと私だけではあるまい。このジャケとタイトルの"Clairvoyant(千里眼,もしくは洞察力のあるの意)"とどういう関係があるのか,私にはさっぱりわからない。

Personnel: Robbie Robertson(vo, g, key), Eric Clapton(g, vo),  Robert Randolph(g), Tom Morello(g), Steve Winwood(org), Martin Pradler(el-p), Marius de Vries(key), Pino Palladino(b), Ian Thomas(ds), Jim Keltner(ds), Dana Glover(vo), Angela McCluskey(vo), Angelyna Boyd(vo), Rocco Deluca(vo), Daryl Johnston(vo), Taylor Goldsmith(vo), Michelle John(vo), Sharon White(vo), Natalie Mendoza(vo), Trent Reznor(additional textures), Eldad Guetta(horn), Frank Marocco(accor), Anne Marie Calhoun(vln), Tina Guo(cello)

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コメント

今晩は!4月にこのブログを拝見した時からこのアルバム気になっていたのですが、CDもあまり安くないし、レコードの出るのがわかったのですが高いしで迷っておりましたが、ある雑誌にクラプトンとウインウッドが参加していて良いよという記事をまた発見し、さらにレコードが2枚組みで2800円で手に入ることがわかり、購入しまして今聞きながら書き込みしております!
ザ・バンドはあまりわからないのですが、なかなかいいアルバムだと思います
気に入りましたよ!

takeotさん,こんばんは。

私はThe Bandも好きですが,曲はRobbie作が多いものの,彼がヴォーカルはほかのメンバーに任せていたのは正解だったと思います。彼の歌自体は所謂ヘタウマみたいな感じもしますが,これではThe Bandのアルバムの持つ渋さは出てこなかったと思います。また,このアルバムはこれまでの彼のアルバムの持つ暗さがあまり出ていなくて,私も結構好きです。

やはりClapton効果でしょうかねぇ。

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