最近のトラックバック

2018年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« Marcin Wasilewskiの新作:これは最高だ。 | トップページ | これは絶対買うだろうな:「総天然色ウルトラQ 」 »

2011年4月17日 (日)

「アガルタ」と「パンゲア」の真実ねぇ...

Photo「マイルス・デイヴィス『アガルタ』『パンゲア』の真実」 中山康樹(河出書房新社)

ここのところ,怒涛のごとくMiles関連の新書を発売していた中山康樹が,単行本としてこの本を出したことにどういう意味があるのかはよくわからないが,中身が薄い割には値段が高いのが難点である。

ここに書かれていることは確かに事実の積み重ねかもしれないが,本当なのかなぁと思わせるような話ばかりである。Teo Maceroが映画「卒業」のサウンド・トラックをヒットさせたからと言って,それがMilesのバンドによるレコーディング活動を活性化させたなんていうのは,どうもこじつけにしか思えない。それだったら,あのロスト・クインテットはスタジオで録音するものではなく,ライブの場での演奏に過ぎなかったのかなんて話にもなるわけだが,そんなことはここでは語られていない。

確かにCBSソニーが様々なミュージシャンの来日ライブ盤をリリースしていたことが,「アガ/パン」の制作につながったというのはそうかもしれない。だがS&Gの逸話をMilesに展開するというのはやや悪乗りが過ぎるように思えるのだ。

もちろん,読み物としてはそれなりによくまとまっているとは思うが,この唐突感はいかんともしがたい。結局一番面白かったのは横尾忠則へのインタビューって気がしてしまうのも,ストーリーとしての唐突感や仮説からの無理な展開というところにあるのかもしれない。本書も新書で出しておけばよさそうなものを,税込2,415円はどう考えても高いだろう。ということで,あんまり評価したいとも思わないし,評価もできない。星★★☆。

« Marcin Wasilewskiの新作:これは最高だ。 | トップページ | これは絶対買うだろうな:「総天然色ウルトラQ 」 »

ジャズ(2011年の記事)」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/51398269

この記事へのトラックバック一覧です: 「アガルタ」と「パンゲア」の真実ねぇ...:

« Marcin Wasilewskiの新作:これは最高だ。 | トップページ | これは絶対買うだろうな:「総天然色ウルトラQ 」 »

Amazon検索

2017年おすすめ作