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2011年3月 1日 (火)

かなり豪華なメンツによるDavid Binneyの新作

Davidbinneygraylenepicenter "Graylen Epicenter" David Binney(Mythology)

私はこのアルバムは,Wayne Krantz参加というだけで反応してしまったアルバムなのだが,こうしてクレジットを眺めてみると,結構凄いメンツではないかと思わざるをえない。まぁ,これまでのDavid Binneyのアルバムにも参加しているメンツが多いが,なかなかの人脈を持った人だということはよくわかる。

David Binneyについては既に3枚,このブログで取り上げたことがある。即ち,Craig TabornやBrian Blade参加の"Third Occasion"(記事はこちら),Wayne Krantzが参加した"Balance"(記事はこちら)と"Aliso"(記事はこちら)だが,はっきり言って,私にはBinneyはやや捉えどころのないミュージシャンとして映っているのは事実である。本作でも全てを占めるBinneyのオリジナルは「曲」としては正直私には面白みがあまり感じられない。しかし,このアルバムは,以前紹介のKrantz参加作品よりは面白く聞けたように思う。それはGretchen Parlatoのヴォイスをサックスとユニゾンでかぶせて面白い効果を出していることもあるが,やはりここで聞けるBinneyのアドリブがかなり面白いからだということになるだろう。"Home"なんて結構いい出来だと思う。また,フリー一歩手前で留まっているような演奏もあり,一方ではなかなかにハイブラウな作品だということもあるように思える。

本作ではCraig Taborn,Brian Bladeの活躍が目立っており,Krantz度は必ずしも高くないが,久々にKrantzのアコースティック・ギターが聞けるので,Krantzファンも見逃せないことは確かだ。ただ,これだけのメンバーを揃えているのだから,もう少し作品として華があってもよさそうに感じさせるのが残念である。Chris Potterにしても,Ambrose Akinmusireにしても出番がもう少し多くてもよいのではないか。そのあたりはもったいないなぁと思わせるが,まぁまぁ楽しめる作品ではあった。星★★★☆。

だが,Wayne Krantz目当てにDavid Binneyを聞こうとするなら,Binneyのサイトでダウンロード音源が購入できる(基本は$5.99のようだ)から,そちらならギターをバリバリ弾きまくるKrantz入りのライブ音源(ほとんど,KrantzトリオにBinneyがゲストで入ったような感覚である)が聞くことができる。Binneyには申し訳ないが,私がそっちの方がこのアルバムよりずっと好きなことは言うまでもない(爆)。

Personnel: David Binney(as, ss, vo), Gretchen Parlato(vo), Wayne Krantz(g), Ambrose Akinmusire(tp), Chris Potter(ts), Craig Taborn(p), Eivind Opsvik(b), Brian Blade(ds), Dan Weiss(ds), Kenny Wollesen(perc, vib), Rogerio Boccato(perc), Nina Geiger(vo)

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コメント

参加している面々はとっても豪華なんですが、いまいちその皆さんを効果的に使い切れていないような、悪くはないけどいまいちのめり込めない、もったいない作品という印象です。

意欲作だけど(だからこそ)頭でっかちな感じになってしまっているんでしょうかね。。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,こんばんは。TBありがとうございます。

これがDavid Binneyの限界なのではないかって気がします。彼のアルバムは結構豪華なメンツを揃えていることが多いですが,一向に記憶に残らないんですよねぇ。人脈を持っていることは何らかの要素があるのでしょうが,ミュージシャンとしてはまだまだ評価できないなぁなんて思っています。

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» David Binney Graylen Epicenter [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
David Binneyの2011年初頭にリリースされていたリーダー作です。これまで買わないで来たのですが、なんとなく(?)、買いのような気がしたので買ってきました。 なんて、このメンツを見てどうしてリリース時に買わなかったのか、我ながら不思議でしょうがないところがあるのも事実ではありますが。。 と言うメンツは以下の通り。Ambrose Akinmusire、Chris Potter、Wayne Krantzだなんて、我がアイドルとは言わなくても、普段喜んで聴いている人達だらけとなっています..... [続きを読む]

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