最近のトラックバック

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« またも匿名さんから山田べにこ情報が届く | トップページ | 何とも不思議な映像感覚を持つ「トロン: レガシー」 »

2011年2月19日 (土)

注目のSteve Grossmanの新譜

Steve_grossman "Homecoming" Steve Grossman(Cheetah)

Steve Grossmanが新譜を出すと言って,世の中のどれぐらいの人が反応するかはわからないのだが,私の周りには結構Grossmanファンがいる。私もそこそこアルバムは保有しているが熱狂的なファンってことはない。しかし,彼が参加しているアルバムは常々気にしているし,彼が聞かせるソロに思わずのけぞらされたことも度々である。そんなGrossmanが10年振りにリーダー作をリリースするとなっては,やはり気になって仕方なかったと告白してしまおう。ただ,GrossmanもAntonio Ciaccaとのアルバム等もあり,全く音が聞けなかったわけではないので,無茶苦茶ありがたや~ってほどのことはない。

それでもって,早速聞いてみたのだが,1曲目が"Una Mas"で完全なラテン・タッチで入るところからして,私はずっこけてしまった。別に演奏が悪いというのではない。だが,多くのリスナー,あるいはGrossmanファンがこのアルバムに期待するのは,ブリブリ吹きまくるGrossmanであったはずである。それがメンバーのソロ回しで,Grossmanのソロが短くなってしまったのでは正直欲求不満を感じてしまう。

2曲目の"Katonah"になって我々が期待するワンホーンの世界になって感じが変わるが,3曲目の"Afro Blue"はまたもラテン・パーカッション入りということで,どうもこのアルバム,聞いていて落ち着かないのである。これはプロデューサーたる中村照夫が,リスナーの気持ちがわかっていないことの表れだと言っては言い過ぎか。本作にもTom Browneのラッパが必要だったかというと,私にはそれも疑問である。まぁ,それでもSteve Grossmanのリーダー作が出るだけでも良しとしなければならないという気もするし,本作を制作したことについては中村には感謝すべきとは思う。

しかしである。Grossmanはそこそこ吹いているとは言え,アルバムとしては私たちが期待した姿とは違っているという印象が強いため,それを減点対象とせざるをえず,星★★★。折角出したのに惜しいなぁ。また,Antonio Ciacca盤と2曲かぶっているのもちょっと微妙。

Recorded on October 26 & 27, 2010

Personnel: Steve Grossman(ts), Tom Browne(tp), Bill Washer(g), Larry Wills(p), John Webber(b), Reuben Rodriguez(b), Joe Farnsworth(ds), Ralph Irizarry(timbales), Roberto Quintero(congas), Chuggy Carter(shaker)

« またも匿名さんから山田べにこ情報が届く | トップページ | 何とも不思議な映像感覚を持つ「トロン: レガシー」 »

ジャズ(2011年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

中年音楽狂さん、こんにちは。

おー、星三つですか。まぁ、なんとなく分かる気はします。このグロスマンの新作、みんなが「待ち望んでいた」ものとは、だいぶ違った仕上がりになっていますよね。でも、ダニロ・メモリの新作での吹きっぷりから察するに、プロデューサーの意向というよりも、グロスマン自身がこういった感じでやりたかったのかなと思ったりしています。僕はけっこう気に入っています。

トラックバックさせてもらいました。

ヨシカワさん,ご無沙汰しています。TBありがとうございました。

私としても過剰な期待だったのかもしれませんが,本作を聞くなら,昔のアルバムの方を聞く回数の方が圧倒的に多いだろうなぁということで,この星になりました。確かにちょっと辛いかもしれませんが,まだGrossmanには枯れて欲しくないんですよねぇ。

ということで,こちらからも追ってTBさせて頂きます。

一時期,新譜が出るたびに買っていましたが,そんなに中断していましたか.
ロリンズ的なブローで,かなり激しくやってくれる期待,ですよね.気持ちわかる!

日本でのライヴCDの冒頭"Impressions"は,コルトレーン以外のテナーではナカナカのものであったと記憶しています.

kenさん,こんばんは。はい,その通りです。「かなり激しくやってくれる期待」をするのが人情なんです。

私はGrossmanの熱狂的なファンとは言えませんから,吹いてくれるだけでいいとはなりません。彼に求めているものっていうのは,少なくとも本作の"Una Mas"のようなノリではないということです。いいと思わせる部分もあるだけに,やはり私はプロダクションがよくないんだと思っちゃうんですよねぇ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/50899186

この記事へのトラックバック一覧です: 注目のSteve Grossmanの新譜:

» Steve Grossman / Home Coming (US: 2011) [ご近所の日々]
スティーブ・グロスマンの新作が出ました。サイドマンとしての参加を除けば、Dreyfusの「Johnny Griffin amp; Steve Grossman Quintet」以来のニューアルバムで、10年ぶりの収録ということになるそうです。去年の秋、15年以上ぶりにNYでライブをすることになり、その際に吹き込まれたというわけで、アルバムタイトルは「Home Coming」。NYで活躍しているミュージシャンたちがメンバーとして集結しています。------------... [続きを読む]

« またも匿名さんから山田べにこ情報が届く | トップページ | 何とも不思議な映像感覚を持つ「トロン: レガシー」 »

Amazon検索

2017年おすすめ作