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2011年2月22日 (火)

どうしてここまで渋いのか:Gregg Allmanの新作

Gregg_allman "Low Country Blues" Gregg Allman(Rounder)

T Bone BurnetteのプロデュースによるGregg Allman14年振りのソロ・アルバムであるが,プロデューサーがT Boneということもあり,音はある程度想像できたが,これが想像以上のド渋のアルバムであった。はっきり言ってこの渋さは凄い。

このアルバムは,1曲を除いて古いブルーズばかりをT Bone人脈の伴奏でGregg Allmanが歌ったものである。正直言ってしまうと,私はあまりこの人に思い入れはなく,Allman Brothers Bandも昔だったらDuane Allman,今だったらDerek Trucksが聞きたいから聞いているようなものなのだ。だから,彼のソロ・アルバムは今まで買ったこともなければ,聞いたこともないのである。だが,プロデュースがT Boneならば,ルーツ・ミュージック的なアプローチで来るであろうから,それがAllmanとどのような相性を示すかというところに関心があったし,ショップで流れてきた本作の音をちょっと聞いただけで,「これは買いだ!」って思ってしまったのである。それはルーツ的な響きはありながらも,予想をはるかに超えた「ど」ブルーズだったのである。これにはまじで痺れてしまった私である。

そもそもGregg Allmanってこんなよかったっけと思わず感じてしまった私だが,こうした感覚は全編を通じて感じられるところが凄いと言えば凄い。ここでプロデューサーとしてのT Bone Burnetteが打ち出したかったのは,Allmanのブルーズ・シンガーとしての実力だったのではないかと思わされるぐらいである。そのせいか,Allmanのオルガンにしても,Dr. Johnのピアノにしてもミックスが控え目で,どちらかと言えばギター・バンドを伴奏にしているようにさえ聞こえるのである。そうした狙いそのものは私はここでは十分成功していると思う。

但し,一点気に入らない点があるとすればホーン・セクションだ。全部が全部悪いわけではないのだが,ここでの演奏であれば,私にはホーン・セクションはなくてもよかったと思わせるところがちょっと残念と言えば残念である。しかしながら,それを除けば,このアルバムは相当しびれる出来である。Billboard初登場5位(結局これが最高位だったみたいだが)というのはこのアルバムにしては売れ過ぎって気もするが,多くの人がその価値を認めたということであろう。いずれにしてもこれはかなりいけているブルーズ・アルバムとして十分推薦に値すると思う。星★★★★。

Personnel: Gregg Allman(vo, g, org), Jay Bellrose(ds), Dennis Crouch(b),  Mac Rebenack(p), Doyle Bramhall II(g), T Bone Burnette(g), Hadley Hawkensmith(g), Vincent Esquer(g), Colin Linden(dobro), Mike Comptoon(mandolin, vo), Lester Lovitt(tp), Daniel Fornero(tp), Darrell Leonard(tp, b-tp), Joseph Sublett(ts), Jim Thompson(ts), Thomas Peterson(bs), Judith Hill(vo), Alfie Silas-Durio(vo), Tata Vega(vo), Jean Witherspoon(vo)

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