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2011年1月 9日 (日)

"The Indian Hard Fusion"って感じだなぁ。

Bada_boom "Bada Boom" Ranjit Barot(Abstract Logix)

まだ発売されてから,そんなに時間も経っていないので,新譜扱いとさせて頂く。私がこのアルバムを購入したのはWayne Krantz参加という情報をゲットしたからにほかならない。実を言えば,私はこのRanjit BarotがJohn McLaughlinの"Floating Point"に参加した際の演奏を酷評していて(記事はこちら),こんな下品なドラムスは聞いたことがないというようなトーンの記事を書いたことがある。だから,Krantz参加なかりせば,このアルバムは絶対買っていなかった。それぐらい,"Floating Point"におけるBarotのドラムスが嫌いだった私である。

しかし,"Floating Point"で彼をけちょんけちょんにけなした私が言うのも何だが,ここでのRanjit Barotはその時よりもはるかにまともに聞こえる。ちゃんとニュアンスも持たせながら叩けるのではないかと思わされたのが意外にさえ感じた。ということは"Floating Point"のミキシングのミスだったってことになるのかもしれないが,いずれにしても,本作でBarotをちょっと見直した私である。

音楽的にはインド・フレイバーが濃厚なハード・フュージョンだが,ヴォーカルが入る曲はややメロウな感覚も有していて,飽きずに聞くことができる。どうせならKrantzをもっと目立たせて欲しかったと感じてしまうが,Krantz以外にも相当数のギタリストが参加し,その他の楽器も有名どころから中堅,若手まで,なかなかツボを押さえたキャスティングと言えるかもしれない。ここでも1曲だけ参加の御大McLaughlinは,誰がどう聞いてもMcLaughlinのフレーズを爆発させたものだが,これはオーバーダビングだろうなぁ。ここでは,インド人ミュージシャンも大挙出演であるが,Zakir Hussain以外は全く知らん(爆)。それでも,全体を通して聞けば,演奏としてもなかなか良く出来ているとは思う。

だが,そうは言ってもインド・フレイバーが合うか合わないかによっても,この音楽の評価は変わるだろう。私のような雑食性音楽リスナーは大いにこういうのも結構だと思ってしまうが,本質的にはメジャーな音楽とは言えない中で,多くのミュージシャンを使いこなしたプロダクションが良かったと考えてよいだろう。そして,ギタリストばかりに目が行きがちな中で,ベースのMatthew GarrisonやDominique Di Piazzaもきっちり自己主張した演奏で,そちらも評価しておきたいと思う。星★★★★。

Personnel:  Ranjit Barot(ds, key, vo), John McLaughlin(g), Mattias IA Eklundh(g), Marc Guillermont(g), Amit Heri(g), Sanjay Divecha(g), Dhruv Ghanekar(g), Wayne Krantz(g), Tim Garland(ts, ss, fl), Patras Nath(fl), Palakkad Sreeram(synth, fl, vo), Harmeet Manseta(p, key), Aydin Essen(key), Gwilym Symcock(p), Scott Kinsey(key), Matthew Garrison(b), Dominique Di Piazza(b), Elie Afif(b), Mohini Dey(b), Nicolas Fiszman(b), U. Rajesh(el-mandolin), Punya Srinivas(veena), Pete Lockett(perc), Taufique Qureshi(perc, vo), Sridhar Parthasarthy(perc), Thiru Moorthy(nadaswaram), Zakir Hussain(tabla), Suzanne D'mello(vo), Samantha Edwards(vo), Thomson Andrews(vo), Leon De Souza(vo), Chandana Bala(vo), Kirti Sagathia(vo), Neuman Pinto(vo), Bianca Gomes(vo)

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コメント

このアルバム、とにかくゲストが豪華ですよね。自分も参加ミュージシャンを書くのだけでけっこう時間がかかってしまいました。

ただ、インドフュージョン的な音楽って個人的には好きなので、聴いていて、やってくれたなあ、といい意味で思ったりしてました。結果的に昨年の個人的ベスト3の次点の3枚の中の1枚になりました。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

アルバムとしてはなかなかバランスもよかったし,ゲストも適材適所というのが良かったと思います。でも,こうミュージシャンが多いと,誰がどこで何を弾いているのかよくわからんという中,McLaughlinはさすがでしたね(笑)。

John MclaughlinとJoe Zawinulを足して2で割ったような音楽って印象です。
個人的感覚では、インド系嫌いな人でもそこそこイケるような気も..
というくらい圧倒的なパワー感が素晴らしい好盤だと思いました。

しかし、Wayne Krantzの演奏は全然印象的ではなかったですね(汗)
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

oza。さん,おはようございます。TBありがとうございます。

Krantzが参加しているという情報をもとに,このアルバムを注文した身としては,1曲だけ,しかもあまりKrantzらしくないってのはちょっと微妙でしたが,アルバムとしては悪くなかったですね。

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» Ranjit Barot Bada Boom [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
この盤は、Wayne Krantz買いの要素が高いと思います。他にJohn Mclaughlinの参加。リーダー本人の興味とかいろいろありますが、絶対買いだー と思わせるものがありませんで、しばらく買おうか止めようか迷っていたのも事実ではあります。 で、一番の決め手は冒頭記載事項だと思っています。ってWayne Krantzの参加は1曲だけみたいでしたが..(自爆) ということで、メンツは曲毎にいろいろ変わっているようなので割愛します。きっとコアメンバーなんてのはいるんでしょうが、未チェ..... [続きを読む]

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