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2011年1月 1日 (土)

あけましておめでとうございます。

皆さん,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。早いものでこのブログも5年目に突入です。飽きっぽい私にしてはよく続いていると思いますが,今年もこれまでに変わりなく,駄文を垂れ流していきますが,引き続きご愛顧のほど,よろしくお願いします。

新年一発目の記事は,年末に見た映画についてです。以下は通常のトーンに戻ります。

Photo_2 「ノルウェイの森」('10,東宝)

監督:Trần Anh Hùng(トラン・アン・ユン)

出演:松山ケンイチ,菊地凛子,水原希子,玉山鉄二,霧島れいか

非常に多くの人が読んだ書物,それも現代文学を映像化することは極めてチャレンジングなテーマだと思う。村上春樹でも,「1Q84」のようなシュールな世界を映像化するのは不可能だろうが,その中で本作に限っては,まだ映像化ができる話ではある。その一方で,村上春樹に対する思い入れの強い読者も多いだけに,原作との同質性や相違点ばかりに注目が集まってしまって,独立した映画として楽しめなくなってしまうことも十分考えられる。だからこそこの映画は注目されると同時に,最初から難しさを背負ってしまっていると言える。

かく言う私も,それなりの村上春樹のファンであるし,原作を読んだ時のこともよく覚えている。友人の結婚式に出席するために京都へ訪れた際に,東京~京都の往復の新幹線で一気に読んでしまったのだが,大いに感動した記憶だけは今でもちゃんと残っている。だが,それから四半世紀近くが経ってしまっているので,ストーリーそのものを完璧に記憶していたわけではないが,それでも大筋はきっちり覚えていた。そういう私のような読者からすれば,脚色としてはまぁ健闘していると言えるのではないかと思う。少なくとも原作の雰囲気を壊してはいないだろう。

だが,私の中でどうしてもぬぐえない違和感があったとすれば,菊地凛子ではないかと思う。徐々に壊れていく直子を演じるには,彼女の演技力が必要だろうし,女優としてのキャラクターも適しているように思えるのだが,彼女が20歳の役を演じること自体には無理があった。だから私にはどうしてもその時点で没入できなくなってしまう。松山ケンイチはだんだん村上春樹のように見えてきてしまうから,合格と言ってもよいのだが,私には菊地凛子がどうしても駄目だった。うまいのはよくわかるんだが...。何かが違うのである。

しかし,映像としてはなかなか綺麗に撮れているし,時代感もよく出したと思う。私が一番受けたのはワタナベがバイトするレコード屋のシーンだったかもしれないが,早稲田のキャンパスもうまく当時の時代感に合わせて撮ったものだと感心してしまった。また,風のそよぎなどはまるでタルコフスキーのようでもあった(西川美和も「ディア・ドクター」で影響を感じさせたなぁ)が,特に屋外撮影の映像は認めてよいものだと思う。

ということで,私としては実はいいのか悪いのかよくわからないという非常にアンビバレントな感覚を残した映画だと言える。原作にとらわれなければそれなりの映画なのだろうが,やはり,私も原作にとらわれて,純粋に映画として評価できないという当たり前の罠にはまったということかもしれない。ということで,星★★★☆。

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コメント

新年おめでとうございます
今年もブログを拝見するの楽しみにしております!年末久しぶりに映画館で映画を見てきました!相棒ですけどねhappy01
面白かったです!

takeotさん,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

「相棒」ですか。飛行機の中で,ドラマ1本とスピンオフものの「鑑識・米沢守の事件簿」を見ましたよ。後者はいずれ記事にしたいと思います。ドラマは今回初めて見たのですが,人気が出る理由というのがわかったような気がします。でも私はあまりTVを見ないので,必ず見るというようなことにはならないとは思いますが...(苦笑)。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします☆
来年またイタリアジャズのアーティストきてほしいですよねえ。
情報ありましたらまた一緒に聴きましょ。
ほろ酔い程度で(笑)

美女揃えます(違

rhodiaさん,こちらこそよろしくお願いします。

私にほろ酔いは無理です(爆)。それでも良ければってことでよろしくお願いします。でもBossoの時は事情が事情だったので,あれが普通ではありません(きっぱり)。

Daniele単独で来ないかなぁとか,Doctor 3はないのかなんて思ってますが,まぁ無理ですか。次は何でしょうかね(笑)。でもやっぱりFresuに来て欲しいなぁなんて思いますが。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さすがに、出張を抱えながらの毎日更新はエネルギッシュでありますね。自分は12月は更新が多かった方ですが、それでも合計で6日間休んだ日がありました。

今年も皆さんの情報からもいいCDに出会えたらと思います。参考にさせていただきますので、よろしくお願いします。

閣下、、今年もよろしくお願いします。

世界中、日本中をとびまわってる閣下のリアルな情報好きです。

ここで、山田べにこさまも知ったし、その幅広い知識に脱帽でーす。

遅ればせながら…
今年も よろしくお願いします。

脱皮コ-ナ-楽しみにしています。

910さん,こちらこそよろしくお願いします。

今年も出張の頻度が下がるとは思えませんが,できるだけ皆さんのお役に立てる情報を提供できればと思いますし,910さんにも依存しているところ大ですので,よろしくお願いします。

すずっくさん,こちらこそよろしくお願いします。

リアルな情報,と言うか,全国津々浦々及び世界の国から枝葉末節情報って気がしますが...(笑)。今年も対応は変わりませんがよろしくどうぞ。

マーリンさん,本年もよろしくお願いします。

前にも書きましたが「脱皮」ではなく,「一肌脱ぐ」ですので,よろしくどうぞ(笑)。次は何にしたものやら悩み中です。まぁ,乞うご期待ということにしておきましょう。

音楽狂さん、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
毎朝通勤時に音楽狂さんの国内外からの記事を新聞より先に読むのが日課になってますので今年も大いに楽しみにしてます。
それはそうとニールとボッソ来日してくれないかなあ(爆)

とっつぁんさん,あけましておめでとうございます。何ともありがたいコメントを頂きまして,面映ゆい思いです。

私のブログも5年目に突入し,結構厳しいなぁと思うことも増えつつありますが,できる限り続けていきたいと思いますので,これからもよろしくお願いします。兄貴とBoss(o?)(笑)の来日,私も期待しちゃいます。

Toshiyaさん、こんにちは。

今更ながらではありますが、「ノルウェーの森」を、先日読み終えたところです。大分前に、日本の村上ファンからもらった本でしたが、長編なので後まわしになっていました(笑)。1987年の出版だったようで、かなり時が過ぎてしまったなぁ。。と実感しています。

村上氏の作品は、これまでに、数える程度の冊数しか読んでいませんが、どれも読みやすかったです。「ノルウェーの森」は、ヨーロッパが舞台だと思っていましたが、ハズレました(笑)。

確かに読みやすかったのですが、この作品が出たての頃に読んでいたら(特に、学生時代)、共感する内容も多かったかもしれないなぁ。。と思いました。ちょっと、歳を取り過ぎてしまったなぁ。。と実感です。

2年前に、映画で紹介されたようですね。ワタナベ君の、心の中の移り具合を表現するのは、かなり難しいような。。

最近、ニュースで、村上氏が、久々の長編を発表するようですね。


Laieさん,こんにちは。返事が遅くなりました。

「ノルウェイの森」は本当に懐かしいですねぇ。今読んだら,別の感慨があるかもしれません。

村上春樹の新作は4月に刊行予定ですが,まだタイトルすら発表せず,渇望感を煽ってますねぇ(笑)。もちろん,買いますが。

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