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2011年1月 4日 (火)

新年早々騒々しいが...:本田珠也Planet X

Planet_x"Planet X" 本田珠也Planet X (Somethin' Else)

これは昨年中古で拾ったアルバムであるが,私がこのアルバムを購入したのは五十嵐一生の参加によるところが大きい。人間的にはいろいろ言われる五十嵐だが,日本で一番カッコいいラッパを吹くのはこの人ではないかと実は思っている私である。

そして,このアルバムであるが,カテゴライズ不能と言うか何と言うか,とにかく騒々しい。もはやハード・ロックではないかと思わせる瞬間もあるが,そこに聞こえる五十嵐のトランペットにはMiles Davisの残像が強く感じられるものである。音楽的にも,Milesがやっていたものと極めて近しいものを感じる。その手の音楽に魅力を感じるリスナーには強く訴求するタイプの音楽と言ってもよいだろう。

それにしても結構豪華なメンツが集まっているが,彼らの活動歴からすれば,必ずしもこうした音楽との連関性が見出せるとは限らないように思えるのだが,やっぱりMilesには影響されてるんだってのをつくづく感じてしまった。だが,この音楽は決してMilesのコピーで片付けるべきではなく,自分たちの中で相応に消化された音楽になっていると言えるところは評価してよいと思う。

だが,正月のお屠蘇気分も抜けない時に聞くと,ちょっと刺激が強過ぎるかなぁって気がしないでもないが,それでもだらけた脳味噌を活性化させるにはこれぐらいでもいいかとも思えてしまう私である。10年前にこういう音楽が日本で生まれていたことは,知らぬこととは言え,大したことである。例えば,このアルバムに収録されたWayne Shorter作"Masqualero"がどこかで掛かっていたとしたら,耳をそばだてるその筋の音楽ファンが多いのではないかと思う。クインテットと編成にして,この音の分厚さも気に入った。そもそも"Shuffle Boil"を聞いて,この曲がThelonious Monk作と気づく人が何人いることか...。

このアルバム,もはや廃盤らしいが,廃盤にしておくのはもったいない。しかし,MP3ならすぐ手に入るというのが何とも複雑である。自分の音楽趣味との合致度も含め,ちょいと甘めの星★★★★☆(やっぱり今年の星は甘目かなぁ...)。でもやっぱりうるさいなぁ(苦笑)。

Recorded on November 27-29, December 9, 1999, January 17-19, 2000

Personnel: 本田珠也(ds),五十嵐一生(tp),津村和彦(g),野力奏一(key),米木康志(el-b)

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