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2010年12月13日 (月)

Deodatoの新作は気持ち良過ぎるメロウ・グルーブ

Deodato_crossing"The Crossing" Eumir Deodato(Expansion)

突然リリースされたDeodatoの新譜である。前作ライブ盤もその年のベスト盤に挙げてしまうほど気に入ってしまった(記事はこちら)のだが,そこでも聞かれた心地よさは,このアルバムでも健在である。

このアルバムは,イタリアの(お金持ち)グループ,NicolosiファミリーによるNovecentoプロデュースによるものであり,"Summertime"を除けば,彼らやほかのメンツとの共作で占められている新曲集である。NovecentoってのはこれまでもBilly Cobham,Stanley Jordan,Billy Prestonのアルバムをプロデュースしているが,どれも質が高く,心地よいフュージョン・ミュージックとなっていて,私は結構彼ら関連のアルバムは期待してしまっているのが実態である。そこに看板がDeodatoときては,買わずにいられないのは当然である。しかもNovecentoらしく,毎度のことながらゲストも結構豪華である。

冒頭にも書いたとおり,このアルバムはDeodatoのエレピが生み出すメロウな感覚もあって,心地よさ満点と言ってもよいアルバムである。もちろん,メロウさだけではなく,例えば冒頭のAl Jareauをフィーチャーした"Double Face"に聞かれるグルーブ感も,ファンにはたまらんものだ。結局本作を聞いていて思ってしまうのは,自分がDeodatoが好きだってことになってしまうのだが,それでもこの心地よさは本物だと思う。メロウ・グルーブという観点では前作を上回っているように感じるのは,ヴォーカル曲が多いせいもあるかもしれないし,Novecentoのバッキングのせいもあるかもしれないが,これは本当にたまらん。

アルバムのジャケにも掲載されているように,このアルバムにはCTI時代のDeodato人脈と言えるJohn TropeaやBilly Cobham,Airtoもゲスト出演していて,まったくやってくれるものだわいと思うような人選である。 こういうのを見ると,Novecentoってプロデューサー,ミュージシャンであると同時に,Deodatoのファンなのだろうと思いたくなってしまう。だからこそ,Deodatoファンとしての私は鋭く反応してしまうのだと思うが(笑)。

全編を通じて,心地よい音楽がてんこ盛りであるが,問題がないわけではない。例えば唯一オリジナルでない"Summertime"のアレンジは,テーマ部分の演奏はちょっとダサダサだなぁとか,最後に冒頭の"Double Face"がラジオ・ミックスが入っているというのは蛇足だとか,また,タイトル・トラックって"Skyscrapers"みたいではないか等,文句をつけようと思えばつけられる。それでも,私にとっては,この心地よさの方が,そうした瑕疵を上回っていると言わざるをえないのである。ということで星★★★★。

結局,私はエレピの音が好きなのだと思うが,Deodatoの弾くエレピが私へのフィット感ではナンバーワンかもしれない。

Personnel: Eumir Deodato(el-p), Rossana Nicolosi(b), Lino Nicolosi(g), Pino Nicolosi(key), Mimmo Campanale(ds), Marco Fadda(perc), Al Jarreau(vo), Dora Nicolosi(vo), Jimmy Helms(vo) , Jimmy Chambers(vo), William Upshaw(vo), John Tropea(g), Billy Cobham(ds), Airto Moreira(perc), Leonardo Govin(tb), Gianni Virone(ts, fl), Janier Isusi(tp), Chris Wakler(vo), J. Patrick Lundquist(vo), Joe Turano(vo),

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コメント

Toshiyaさん、こんにちは。

stanley jordanで検索させてもらい、こちらの記事からお邪魔致します。

スタンレーン・ジョルダンのライブに行って来ました。ギターのソロで2時間の舞台は、どんな感じになるのだろう。。と思っていましたが、舞台には、ピアノも置いてあり、何だぁ、デュオか。。と思いきや、終始、ジョルダン氏の一人舞台でした。会場のキャパは100人前後かと思いますが、満員御礼のようでした。

相変わらず予習をしないでの鑑賞スタイルになりましたが、ずんぐりむくっくりで、チラシの写真のようにチリチリのヘアースタイルかと思っていたのですが。。。予想をはるかに超え、最初、女性が舞台に出てきたのかと思って、ビックリしてしまいました。ストレートヘアーのミディアムロングヘアー、スタイル抜群、お洒落なTシャツ、腕輪、ネックレス、ピアス。。微妙な笑み、仕草。。かなりのフェミニンのオーラがぷんぷんしていました(笑)。主人も同感だったようです。

ギター、とにかく凄かったです!まるでハープのサウンドを聞いているような感覚でした。曲もポップスからクラシックのピアノ曲(ベラバルトーク、バッハ、モーツアルト)、また、オーケストラ曲を見事にアレンジ。「コンドルは飛んでいく」は最高でした。ビートルズの曲他、観客がざわめくくらいの有名な曲もあったようですが、自分は皆無でしたが、主人は知っていたようです(笑)。

ギターのソロで(ピアノも入りましたが)、退屈するかと思っていましたが、全く飽きるどころか、彼の見事な演奏振りに釘付けになってしまいました。ギターを弾きながら、ピアノもかなり弾きこなしての一人二役。これまたビックリしてしまいました。ちなみに、耳がキンキンすることは一度もなく、音量を不快に思うことも一度もなかったです(笑)。

ライブ演奏は、主人へのクリスマスプレゼントでしたが、私も大いに楽しませてもらいました。ちなみに、ドイツのツアーは、一夜のみだそうです。日本には、トリオでこの4月にコットンクラブでライブをするようです。http://www.stanleyjordan.com/en-us/home

帰りがけにCDを買った時の写真を別便メールで送らせて頂きます。

来週は、同じライブハウスで、ジェリーさんを観に行きます。

Laieさん,こんばんは。メールもありがとうございました。

Stanley Jordanって,確か昔はストリート・ミュージシャンもやっていたんですよねぇ。彼の奏法は極めて特殊ですので,何でも弾けてしまうというか,何でもレパートリー化できてしまい,最近はクラシックものにも取り組んでいることがわかって興味深かったです。まぁ,両手奏法ですからピアノに近いメロディ・ラインは弾けるんでしょう。ただ,タッピングですので,指は八本使いが限界ではないかと思いますが,どうでしたでしょうか?

メールには別途返信させて頂きます。それにしてもいいなぁ,Bergonziライブ。しつこいようですが,伝言よろしくどうぞ。

Toshiyaさん、こんにちは。

プログラムの中で盛り上がった曲は、主人曰く、レッド・ツェッペリンのStairway to Heaven,と、ビートルズのEleanor Rigbyという曲だそうです。クラシックの曲を弾き始めて、突然、途中でビートルズ、もしくは、レッドツェッペリンの曲が変わるというスタイルをとられていたせいか、会場のどよめきと盛り上がりが倍増したのかもしれません。

指ですが、左手の親指はともかく、右手の親指は、時々使われていたようです(主人も同感です)。前列のド真ん中で、調度、親指が隠れる位置でしたが、右手の親指に関しては、間違いないように思います。

ジェリーさんに、日本に行く予定があるのかどうか聞いてみますね。今回のツアーは、私達が観に行く日が最終日です。

Laieさん,こんばんは。"Stairway"は昔から彼のレパートリーでしたし,"Eleanor Rigby"もBlue Noteレーベルからの第1作の冒頭に入っていましたね。よってそれらを演奏することは決して不思議なことではありません。

おっしゃる通り,右手は親指を使えますから9指が正しかったですね。でもピアノと比較すれば,やはり左手親指の違いって結構あると思います。それが彼の奏法の限界だと言ってしまうと身も蓋もないですが...。初めて見れば相当にインパクトは強いですが,でもやっぱりギミックに感じる部分がないとも言えないんですよねぇ。

いずれにしても,私には彼がクラシックを中心に演奏をしてきたという認識はないです。確かに「ボレロ」をやったりというのはありましたが,昔と芸風が変わったのかなぁなんて思ってしまいました。

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