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2010年11月12日 (金)

コピーしたくなるフレーズ満載:Pat Martino

East"East" Pat Martino(Prestige)

このアルバムは典型的な「ジャケで損をしているアルバム」だと思う。これを見て購買意欲をそそられる人はそうはいるまい。しかし,このアルバムを一旦耳にしてしまえば,これが比類なき傑作であることは理解できるはずである。

このアルバムの優れているところは,何よりもアドリブのフレーズである。ここに収められたあらゆるフレーズが,ギタリストの心を刺激するはずだと思えるぐらい素晴らしい。しかも一聴,自分でも真似ができるのではないかと思えるような感じなのだが,多分,私には無理だ(爆)。例えば,Wes Montgomeryのフレージングはコピーは絶対無理だと思わされてしまうが,これだったら頑張ればと思わせてくれるところが,Pat Martinoのえらいところである。ある意味で親しみが持てるのである。もしここでのフレージングをコピーできれば,ジャズ・ギタリストとしてのボキャブラリーをかなりのレベルで確立できるのではないかと思えるほど,優れたセンスを爆発させているのだ。これは凄いことである。

もちろん,全体を通じてみれば,Eddie Greenのピアノなんて,どう聞いてもしょぼいアップライト・ピアノの音で,そこからは格式だとか,重厚さを感じることはできない。しかし,誰が聞いても,これこそ「ジャズ・ギター」だろうと感じさせてくれる雰囲気を持っていることが素晴らしい本作は,ジャズ・ギターを語る上では欠かすことが難しいと感じさせるような傑作だと思う。

私は大概のPat Martinoの作品は気に入ってしまうクチではあるが,本作は特にその中でも強力なシンパシーを感じる作品だと思う。歴史的傑作だとは思わないが,個人的愛好作として星★★★★★。最高なのである。電車の中でiPodで聞きながら,思わず乗ってしまった私であった(爆)。

ジャケの悪趣味には目をつぶってでも,買って損はしないと断言しておこう。

Recorded on January 8, 1968

Personnel: Pat Martino (g), Eddie Green (p), Ben Tucker (b, tambourine), Tyrone Brown (b), Lenny McBrowne (ds)

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コメント

そうですか!ジャケット買い,の反対で,ジャケット買わず,でした。欲しくなったなあ。マルティーノはホントに好きなのです。

kenさん,こんにちは。

このジャケではそのお気持ちよく理解できますね。しかし,Martinoの演奏は最高と言ってもいいと思いますよ。

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