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2010年10月 6日 (水)

出た!兄貴の新譜だ!!

Le_noise "Le Noise" Neil Young(Reprise)

日本で「兄貴」と言えば,阪神の金本かショーケンと決まっている(と言って,後者は皆さんに通じるのか?!)が,音楽界の兄貴と言えばNeil Youngである。

ブログのお知り合い,とっつぁんさんのサイトで,Daniel Lanoisプロデュースによるこのアルバムの発売予定を知って,リリースの日を待ちわびていた私であるが,先日遂に発売になったところを即ゲットである。Neil YoungとDaniel Lanoisって合うのか合わないのかよくわからない組合せなので,どんな音が出てくるか興味津々だったのだが,一曲目からこれには心底驚いた。このアルバムを聞いて,「弾き語り」のアルバムだと誰が信じられようか。Lanoisによって施されたエフェクト(もちろん,兄貴のディストーションが効いているって話もあるが...)によって,それが極めて「ロック」なアルバムになっているのである。リズムなしでここまでロックを感じさせるというのは凄いことである。

今回のアルバムは,そうした「歪み」が押し出されているので,サウンド面でのインパクトが強過ぎて,曲や演奏に耳が行かない可能性なきにしもあらずだが,よくよく聞いてみると,今回のNeil Youngによる新曲はかなり出来がいいように思えた。更にその背後でかき鳴らされるギターがこれまたいいのである。アコースティックでもエレクトリックでもそれは変わらないが,兄貴のアルバムで,こんないいフレージングは最近聞いたことがあったっけって感じである。

そもそもNeil Youngは多作の人で,やや捉えにくい部分もあるのは事実だが,「グランジの父」としてのNeil Youngの演奏を久々に聞いたような気がする。そういう意味では"Le Noise"というタイトルに嘘偽りはない。しかし,歪んでいても,音楽性は維持されているという意味では,あの轟音盤"Weld"と同様の感慨を抱いてしまった私である。

もちろん,こういう作品である。問題作ではある。フォーク・タッチのNeil Youngこそ兄貴の正しい姿だと思っているリスナーには到底受け入れられまいが,Neil Youngは轟音炸裂こそあるべき姿だと思っているリスナーには快哉を以て受け入れられるに違いない。そのどちらもがNeil Youngの本質の一つだと思っている私のようなリスナーにとっては,非常に面白いと同時に,この人がまだまだ枯れていないということを実証しただけで嬉しくなってしまった。最近のNeil Youngの新作にはどうもピンと来ていなかった私だが,本作におけるLanoisのプロダクションは,Neil Youngに別の光を当てたということで評価してよいと思う。私は大いにこのアルバムをバックアップしたいというところもあり,星★★★★☆。本当にいけている。

Personnel: Neil Young(vo, g), Daniel Lanois(Treatment)

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コメント

音楽狂さん、こんばんは。
意外や意外、轟音でしたねぇ。それも「弾き語り」。アニキ(僕からは親父でしょうが・・)やってくれたって感じです。
Lanoisの仕事によって、この作品がニールにとって久々にサイケな空気感を醸し出すことに成功してる気がします。
あとはLiveでこれを狂馬とやってほしいと夢見てる今日この頃です。日本で狂馬は、Greendaleツアー@武道館だったかなぁ。
それでは、こちらからもTBさせていただきます。

とっつぁんさん,こんばんは。TBありがとうございます。

私はこのアルバムの冒頭のイントロを聞いた段階で,おぉっ!っとなってしまったんですが,38分弱ってのも集中力が続く長さでいいんですよねぇ。電車の中で思わず2回続けて聞いちゃいました。帰りも入れると4回ですよ。でも聞けば聞くほどいいんですわ,これが。近年におけるベスト作と言ってもいいと思いました。

You Tubeでオフィシャルのビデオ39分が公開されています。ご存知かもしれませんが。

mmmさん,情報ありがとうございます。全然知りませんでした。今度の週末にでもアクセスしてみます。楽しみだなぁ。

>フォーク・タッチのNeil Youngこそ兄貴の正しい姿

え!!
そうなん。。。
わたしは、どっちも好きだわ。。
このアルバムは、わたしはとてもよかったのですが、ダーリンには少し、、不満があるようです。
でも、ダーリンは爆音系のほうが好きな人です。

ライブに行きたいです。はい。

すずっくさん,こんにちは。

私が「フォーク・タッチのNeil Youngこそ兄貴の正しい姿」って思っているわけではないですぜ。そういう人も世の中にはいるってことですので,念のため。

ちなみに,私はどっちも好きなので,Neil Youngが好きってことですね。

ニール・ヤングのフォーエヴァー・ヤングなんて聴いてみたくないですか。
Wolfgang's Vault で聴けます。
あまり知られていないサイトですが、主にアメリカンロック、フィルモアの音源など多量の音源をストリーミングで聴かせてくれます。
未編集のラストワルツや、ローリング・サンダー・レビューとか涙ものです。
元々、ポスター屋さんで、音源のダウンロード販売もしています。
聴くだけなら、登録するのみです。
ロック関係の雑誌でも、ほとんど取り上げられるのを見たことがないのは、商売上の理由なのでしょうかね。
ご存知かも知れませんが。

mmmさん,こんにちは。情報ありがとうございます。

これってBill Grahamの音源をアップしているサイトですよね。いろいろなものも販売しているとは知りませんでした。確かに聞きたくなる音源満載ですね。ちょくちょくアクセスすることになりそうです。

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Neil Young[[attached(1,left)]] Produced by Daniel Lanois Rel:2010 Reprise Records ちょうど一月前にNeil Youngの新作が28日(輸入盤)リリース予定の情報をご案内(http://blogs.yahoo.co.jp/najponk/18859331.html)しましたが、ちゃんと予定通り28日にわが家に配達されていました。 メンバー等ライナーに何にも書かれていないので謎に包まれてはいるものの、こ..... [続きを読む]

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