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2010年10月 8日 (金)

久々に聞いたPaco De Lucia

Paco"Castro Marin" Paco De Lucia(Philips)

ジャズを聞いている人でPaco De Luciaを聞くのはAl Di Meola絡みで「地中海の舞踏」で聞いたのが初めて,あるいはその後,Super Guitar Trioで聞いたか,更にはChick Coreaとの共演を聞いたって感じだろう。ある意味,Pacoが弾くフラメンコとジャズは全く相容れないようにも思えるが,それをなじませてしまうというか,スリルさえ感じさせてしまうのがPaco De Luciaの凄いところである。Chick Coreaの"Touch Stone"でのPacoなんて本当に凄かったしねぇ。

実はこのアルバム,発売された当時,LPで買ったものの,とうの昔に売り払ってしまっていたのだが,先日中古CDを見つけて,手頃な値段だったので,懐かしくて買ってきてしまった。いずれにしても,聞くのは20年以上ぶりだったと思う。このアルバムは,Super Guitar Trio(と言ってもAl Di Meolaは参加せず,Larry Coryell,John McLaughlin,そしてPaco)が来日したのを機に,日本で録音されたPacoのソロ・アルバムである。そして嬉しいことにCoryellが2曲,McLaughlinが1曲参加しているのが,Pacoには悪いが多くの人にとっては肝ってことになるだろう。

それでもって久しぶりに聞いても,昔と感覚はあまり変わらなかったという感じだろうか。非常に聞きやすいのである。フラメンコという音楽は,踊りが加わるだけで,非常に情念を感じさせる音楽のように思えるのだが,この音楽はそれほど強いエモーションを感じさせないように思えるのである。それが純粋なフラメンコ・ファンには不満に思えるかもしれないところだが,そもそも大してフラメンコに関心がない私のようなリスナーには丁度よいって感じなのである。

そうは言いながらも,Pacoは抜群のテクニックを聞かせるし,トリオで演奏する"Palenque"なんてさすがに分厚い音を聞かせて楽しめる。Super Guitar Trioと言っても,いろいろなメンツの組み合わせがあったが,PacoはここでのCoryellとの"Convite"が非常に気に入っていたなんて話もあって,今やどの組み合わせが一番よかったのかってのはよくわからないが,ここでの3人は,Di Meolaのようなギミックがない分,結構,真面目な感じで相性がよかったんではないかと思えてくるから不思議なものである。もちろん,Di Meolaが「地中海の舞踏」でPacoを引っ張り出していなかったら,そもそもSuper Guitar Trioなんて企画はなかったかもしれないのだから,Di Meolaをないがしろにしてはいかんが,それでも純粋に音楽的な感覚で聞くと,ここでのトリオは悪くない。

まぁ,こういう演奏を聞かされると,自分をギタリストのはしくれと呼ぶこと自体が恥知らずのように思えてくる演奏の数々で,切れ味鋭いPacoのギターを堪能できる。先述のとおり,サウンド的にはやや軽く響くようにも思えるが,私はこれぐらいが好きだなぁ。ってことで星★★★★。

Recorded on December 25, 26 & 27, 1980

Personnel: Paco De Lucia(g), Larry Coryell(g) on 5 & 6, John McLaughlin(g) on 6

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