ダウンロード・オンリーながら"Greenwich Mean"が再発になった
"Greenwich Mean" Wayne Krantz(自主制作)
永らく廃盤となっていたWayne Krantzのアルバムが,ダウンロード・オンリーではあるが,ようやく復活した。値段は$9.95だから安いものである。Krantz~Carlock~Lefebvreのコンビネーションはアルバムとしてはここから始まっているはずなので,私もずっと聞きたくて仕方がなかったのだが,ようやくである。もちろん,中古CDをマーケットプレイスやオークションで探すという手もあったのだが,これに関してはずっと我慢を続けていた。私はどちらかと言うと現物主義なので,本来ならCDでの入手を図りたかったところであるが,まぁこれは聞けるだけでよしとしよう。いずれにしてもめでたいことである。好き者の皆さんは,さっさとKrantzのサイトにアクセスしましょう。
ところで,今月,Wayne KrantzはKeith Carlockと古巣55 Barに出演したようである。ベースはLincoln Goinesというのも興味深いが,てっきり喧嘩別れしたのかと思わせたCarlockとの再共演は見たかったよねぇ。また,Krantz名義で来月にかけて木曜日の出演が2回既にブッキングされている。やっぱりKrantzは55 Barで聞きたい(見たい)よなぁという私のようなファンの声に応えたものなのかもしれない。また,同じ55 Barでは,12月にも
John Escreet,David Binney,Wayne Krantz,Marcus Gilmoreというこれまた興味深いメンツ(本当にベースレスなのか?だとしたら,EscreetはRhodesと書いてあるから,編成はChris Potter Undergroundもどきではないか。)でのギグが予定されていて,またちょくちょく出るのかなぁと期待させてくれるのは嬉しい限り。とは言え,私がNYCに行くチャンスなんて最近はほとんどないが...。
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