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2010年9月 6日 (月)

Swing Out Sister:このアルバムの魅力は不滅だ

Sos"It's Better to Travel" Swing Out Sister (Mercury)

私がこのアルバムに出会ったのは在米中の90年代初頭のことである。その頃,スムーズ・ジャズ専門局として私がほとんど毎日聞いていた今は亡きWQCDで,結構な頻度で彼らの曲がエアプレイされていた。最も頻繁にかかっていたのは"Breakout"であったと思うが,ほかの曲もよくかかっていた。そうしているうちに私は,彼らの音楽が非常に心地よいものに思えてきてしまって,このアルバムを購入,それから20年近く経っても,このアルバムは本当に好きなままである。それは決してノスタルジーでなく,ここに収められた曲が魅力的なせいである。どこから聞いても親しみやすく,ポップなこんな音楽を聞かされたら,普通はまいってしまう。

後々になって知ったことなのだが,このバンドのオリジナル・メンバーであるAndy ConnellはA Certain Ratio出身,Martin JacksonはMagazine出身という,Swing Out Sisterの音楽性と全く関係ないじゃないかという出自が非常に興味深い。いずれにしても,こうしたハイブリッドな音楽性がこのポップ・センスを生んだとすれば,そのことの偶然性(あるいは必然だったのか)には私は感謝したくなる。

その後,このバンドが日本において異常な人気を誇ったことには別の要因があるとは思うが,そんなことは別にしても,このアルバムのよさは私にとっては永久に不滅だと言いたい。その後も私はある程度までは彼らのアルバムを買い続けていたのだが,徐々にマンネリ化していったのは残念である。演奏のセンスは変わらなくても,このアルバムに聞かれるような曲の魅力が私には失われたように思う。今にして思えば,スタジオ作なら2作目まででいいかなという気もする。あとはJazz Cafeでのライブ盤(これはかなりいい)があれば,今の私にとっては十分である。

だが繰り返す。本作に収められた楽曲群のクォリティは極めて高く,長く聞き続けられるに値するものだと私は思っている。おしゃれな音楽でもあるが,それがファディッシュ,あるいはファッションで終わらないところがいいのである。ブリティッシュ・ポップのよさがよく表れた傑作。星★★★★★。

Swing Out Sister:Corinne Drewery(vo),Andy Connell(key), Martin Jackson(perc)

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コメント

確かSwing Out SistersのDebutは86年ぐらいですね。Debut Singleは「サレンダー」だったと思います。勢いがあったのはこのアルバムだけでした。Jazz Cafe Liveはまずまずでしたけど。

カビゴンさん,続けてこんにちは。

そうなんですよねぇ。デビュー・アルバムが突出していたというのは彼らにとって厳しい現実です。結局,Martin Jacksonが抜けてしまったのが痛かったのかもしれませんね。

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