最近のトラックバック

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« Milt Jacksonに駄作なし(ほんまかいな?) | トップページ | John LegendがThe Rootsと挑むカバー・アルバム »

2010年9月29日 (水)

Jazz Italiano Live 2009シリーズの到着:一発目はBossoだな。

Bosso_live "Jazz Italiano Live 2009" Fabrizio Bosso(Palaexpo)

イタリアの某サイトに発注していたJazz Italiano Live 2009のシリーズが無事到着である。ということで,今回は先日ライブを聞いて私の見方がすっかり変わってしまったFabrizio Bossoからである。

今回のアルバムは,来日したBossoのクァルテットに,これまた来日したギターのRoberto Cecchettoほかのゲストが加わるというものである。先日のブルーノートでも演奏していた"The Girl Is Mine"も入っていれば,Stevie Wonderの"Overjoyed"も入っているではないか。これは期待しちゃうねぇ。

だが,アルバムを聞いていると,Bossoの実力や幅広い音楽性はわかるんだが,後者が逆に作用しているように思えてならなかったというのが本音である。現代のポップを見事にアダプテーションしたと思えば,いかにもイタリア風カンツォーネのような曲もあり,更にはポエトリー・リーディングみたいなものまで入っている(だが,そのバックのBossoは最高によいのだ)のでは,Bossoの本音がどこにあるのかは掴みどころがないと言われても仕方があるまい。

これはいろいろなゲストを迎えたことにもよるかもしれないが,曲によって出来にバラツキが感じられるのはやはり惜しい。むしろ,ここはブルーノートでのライブ同様,クァルテット+1でやった方がよかったようにライブの目撃者の私は思ってしまう。例えば,まるでPedro AznarのようなNatalio Mangalaviteが参加した"Intro for Kampei"で期待させておきながら,それに続く"Rumba for Kampei"で何じゃこりゃって感じでずっこけさせるBossoはあまりにも罪作りではないか。

まぁそれでもBossoの歌心はよくわかるし,悪いアルバムというのではない。むしろ,"The Girl Is Mine"や"Overjoyed"のような路線で,更には現代的なアプローチをまぶして歌心を爆発させると私にとってはもっと心に響くアルバムになったのではないかと思う。それはBossoとMannutzaの共作"Sprito Libero"のような曲と言ってもよいのだが,さすがにこれは曲としては甘過ぎるかもしれない。しかし,この路線,決して間違ってはいないように私には思えるのである。確かにこれまでのBossoの活動を踏まえれば,彼にとっての王道ではないかもしれないが,私はこういうタイプの演奏を支持したいのである。

というようなかたちで書いてしまうと,また「相変わらずBossoに辛口の中年音楽狂」という声が飛んできそうだが,彼ならもっとできるはずだと認識したからこその評価だと思って頂ければと思う。なんだかもったいないのである。いずれにしても,このライブは欲張り過ぎたのが難点。ある意味,何でもできちゃうからこうなってしまうんだろうなぁ。星★★★☆。でも楽しいことには間違いなし。

Recorded Live at Casa del Jazz on October 22, 2009

Personnel: Fabrizio Bosso(tp, fl-h), Luca Mannutza(p, el-p), Luca Bulgarelli(b), Lorenzo Tucci(ds), Roberto Cecchetto(g), Giuseppe Milici(hca), Natalio Mangalavite(vo, p), Filippo Timi(vo)

« Milt Jacksonに駄作なし(ほんまかいな?) | トップページ | John LegendがThe Rootsと挑むカバー・アルバム »

ジャズ(2010年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

このシリーズは、わたしのとこにもお休み中に届きました。
昨日少し聴きましたが、雑多感は同じかも。
でも、ボッソは本当に楽器がうまいと再認識。

しかしながら、、胸が締め付けられたのは、フレスの演奏。。。。
哀愁にみがきがかかりましたねぇ。。

すずっくさん,こんばんは。返事が遅くなりました。

雑多感ですよねぇ。もうちょっと整理した方が絶対いいと思うんだけどねぇ。Fresuも聞きましたが,あれは哀愁溢れ過ぎでしょう。でもいつ記事にできるんでしょうかねぇ。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/49559237

この記事へのトラックバック一覧です: Jazz Italiano Live 2009シリーズの到着:一発目はBossoだな。:

» Fabrizio Bosso / Jazz Italiano Live 2009 [ご近所の日々]
#160;ローマのジャズ・スポット「Casa Del Jazz」でのライブをアルバム化したシリーズの、2009年版のなかの1枚。Vento Azulさんのサイトによると、一般の流通経路にのらない、イタリアでも入手しにくいアルバムなのだそうですが、ふらっと立ち寄った堂島ワルティに入荷していました。さまざまなタイプの演奏が含まれていて、「作品」として聴くと統一感に欠けるのですが、Bossoが今やりたいことを好き勝手にやっているライブの「ドキュメント」として楽しんでいます。-----------... [続きを読む]

« Milt Jacksonに駄作なし(ほんまかいな?) | トップページ | John LegendがThe Rootsと挑むカバー・アルバム »

Amazon検索

2017年おすすめ作