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2010年8月24日 (火)

泣かせるメロディ満載:Tore Johansen+Steve Swallow

Tore001"I.S." Tore Johansen Feat. Steve Swallow(Inner Ear)

ToreとRogerのJohansen兄弟が立ち上げたノルウェーのInner Earレーベルは,レーベル・カラーや発表する音楽がECMと相通ずるところがあって,私は当初から注目してきた。しかし,このアルバムでレーベル設立から3年目か4年目でまだ7作目とリリースのペースは決して早いとは言えない上に,日本にもなかなか入って来ないという問題があるのは困ったものである。だいたい,商売っ気がないのか,Webサイトも更新がちゃんと行われていないような状態なのである。それでも,このレーベルのアルバムを全部買っている私のような物好きもいるのであるが,そうした私も,カテゴリーにInner Earなんていうのを作っておきながら,これまで取り上げたアルバムは第3作,Vigleik Storaas Trioだけといういい加減ぶりである(記事はこちら)。

そんなInner Earの中では,結構注目を集めそうなメンツのアルバムが発売された。ブログのお知り合い,すずっくさんならメンツを見ただけで,即「買い」というところだろう。何てたって,Johansenのワンホーンを支えるのがLars Jansson,Steve Swallow,Anders Kjellbergなのである。そして,このアルバムで展開されるのが哀愁メロ炸裂の演奏ときては何をか言わんやである。ただでさえトランペットのワンホーンを好む私である。ここで展開されるメロディには思わず「おぉっ!」と声を上げてしまいそうになったではないか(まじ)。Johansenは中音域オンリーのような吹きっぷりであるが,それがある意味,よりクールな印象を与えていて,この手のサウンド好きにはたまらないものとなっている。

このアルバムは北欧らしいというか,「熱」を感じさせない演奏群であるから,ジャズのエネルギッシュな部分を求めてはならないが,ECM的なクールさ,静謐さが魅力的に響く。また,Johansen,Jansson,Swallowが持ち寄ったオリジナルが,非常にこのメンツにフィットしており,まるでレギュラーでやっているようにも思えてしまうのである。もちろん,Swallowのベースに違和感を全くおぼえないわけではないのだが,それでもこの演奏のメランコリックな響きを聞けば許すと思ってしまうのである。そうは言いながら,Janssonのオリジナル"New Room"はJohansen抜きのトリオで演じられるが,これはちょっと微妙かなぁというところ。このメンバーはJohansenのラッパが入って,サウンド的に均衡するように思えるのである。そうした意味では,全編ホーン入りでやる方が正解だったとは思うが,それでもこの手のサウンド好きには楽しめるものだと言える。とにかく曲調がネクラの私にとってはよかったのであった。日本ではInner Earなんてわめいている人間は少数だろうが,もう少しこのレーベル,あるいはこのアルバムに対する注目度が上がってくれることを期待して,半星オマケで星★★★★☆。

ということで,すずっくさん,反応をお待ちしてます~(笑)。

Recorded on June 2, 2009

Personnel: Tore Johansen(tp), Lars Jansson(p), Steve Swallow(el-b), Anders Kjellberg(ds)

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コメント

こんばんは。これはかなりそそられるレビューですね。そのうち入手したいです。lars janssonはいつもと変わらないだろうなと予想しつつもそこが好きですし。

こんばんは。

>すずっくさんならメンツを見ただけで,即「買い」

そうなんです。なんで、わかるの?って、沢山の方にバレバレですね。
我が家にもあります。
実は、去年でたJazzMassって、ヤツがわたし的には期待が大き過ぎちゃって、ずっこけたのです。
つまり、ヤンソンがクリスマスソング弾いてると思ってたんです。
って、オリジナルだって、クリスマスソングには、変わらないけど。

って、事で、ここにエレベはドウナン?ッテ、懸念もありましたが、これは期待以上でした。
しかし、、いつになったら、、エントリーすることやら。。
小雪がちらつく頃にまでは、、何とか。。

ki-maさん,こんばんは。返事が遅くなりました。

確かにLars Janssonはいつも通りって気がしますが,Steve Swallowとも意外に違和感がないです。是非お聞きになってみて下さい。

すずっくさん,こんばんは。さすが。もう入手されてますよね~。

なんか前も「いつになったら、、エントリーすることやら。。」というのは見たことがあるように思いますが,その時は速攻でエントリーしてませんでした?(笑)

すずっくさんのディープな記事をお待ちしております。

>さすが。もう入手されてますよね~。

はい。でも、北欧友だちが教えてくれなかったら、わかんなかった。

速攻はないと思います。ヤンソンの新譜までに、、って、もうすぐだねぇ。。(爆)
それと、、今のマイブームは、何故かエドビッカートなんですよ。なんか、、泣けそうです。。

すずっくさん,こんばんは。Jansson+Ulfって山野楽器でもミニ・ライブやるみたいですねぇ。

それはさておき,Ed Bickertとは素晴らしいですねぇ。聞きたくなってきた。

山田ベニコブログと改名なさいな。。

と、これは、自分のなかで、期待度わりと低かったのでですよ。
だって、いくら美メロであっても、あのサウンドにあのエレベがあうの?って感じで。
しかし、わたしのちっちゃな脳みそで考えるより、彼らはスーパー素晴らしいな。

って、ついでなんで、ちがうオッタキー情報も入ってます。
読むべし。

>Jansson+Ulfって山野楽器

うん、友だちが教えてくれた。。
いきたい。いきたい。山野さま、、いきたい。。
山野さまァ!!!!!!って、届かんね。(爆)

すずっくさん,こんにちは。期待していなかったというのは意外でした。確かにSwallowのベースは特殊なサウンドですから,そう思われるのもある意味当然と言えば当然ですが。
しかし「山田ベニコブログと改名なさいな。。」とは...。考えようかな(爆)。

もう夏にはでてたんですね。
Amazonとかの勝手にご推奨作品に頼ると、あまり北欧系をGetしない僕にはこうした作品は漏れてしまいがちです。
トリオ演奏の部分は僕も物足りなさはあって、その理由は?だったんですが、音楽狂さんのJohansenのトランペットがあって均衡するっていうところでガッテンでした。
季節外れですがTBさせていただきます。

とっつぁんさん,こんにちは。TBありがとうございます。

このアルバムはメンツもよかったですが,演奏の質も高く,大いに楽しめました。確かに季節的にも今の方がいいのは,Charles Lloydと一緒って感じもしますね。

追ってこちらからもTBさせて頂きます。

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