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2010年8月29日 (日)

SJがJJに変わっても...

Jazz_japanSwing Journalの休刊からほんの短いインターバルで,SJ編集部を引き継ぐかたちで,Jazz Japan誌が創刊された。私は近年のSJ誌に対して批判的な態度を取ってきたし,購読も2008年の8月を最後にやめてしまった。今回,SJがJJ(本家のJJがジャズ批評を始めたら,それはそれで画期的だが...)に生まれ変わって,どのような変容を遂げるかが多くの人の関心事であったのではないかと思うが,同じ編集部で短期間に変われるなんてことがそもそも無理だろう。そうは言っても予断で判断しては行けないので,私も創刊号を買ってきた。

私としては,特にアルバム・レビューがどのように変わるかが注目の的だったわけだが,最大の違いは星をつけなくなったことだけで,編集方針や内容にはほとんど変わりがないように思う。まぁ輸入盤の紹介に充てるスペースはかなり増えたのはいいことだと思うが,相変わらず批評性には乏しい。私は常々音楽ソフトが全て出来がいいわけはないと思っているし,それが現実だが,少なくともプロの批評家を名乗るのであれば,何が優れていて,何が不足しているのかをもう少しはっきり書いてもいいのではないか。そうでなければ,審美眼を持たないこれからジャズを聞こうという人々の役には立たないだろうし,ジャズの裾野は広げることも難しいのではないのかと思う。

インターネットの時代になって,前身であるSJが,その提灯記事に対して多くの批判を浴びたことを一番よくわかっているはずの編集部は,まだ新しい編集方針を確立するには至っていないとしても,今後,明確なポリシーを打ち出さない限り,雑誌としての存在意義は上がっていかないように思える。記事としても,SJと大して変わり映えがしないというのもいかがなものかという気がする。結局,広告が減って,オーディオの記事がなくなっただけでは,一度購読をやめた私のような読者が戻るということはありえない。ということで,私はご祝儀として創刊号を買ったということにして,このままでは今後買うことはなかろう。これなら輸入盤紹介の立ち読みで十分なのである。やはりDown Beatのようにはなれなかったのねぇ...。

その一方で,同業のジャズ批評誌はその編集方針の転換を画策しているようにも見受けられ,こうしたメディアが今後どうなっていくのか興味深いが,出版界は極めて厳しい状況の中,ジャズ・メディアはどうなるのか暫くは見守りたいと思う。

それにしても,この表紙のPat Methenyの写真は,どうも見た目が気持ち悪いのだが,そう感じているのは私だけだろうか?

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コメント

中高年向きを意識したのか、字が妙に大きくてスカスカ感がありましたねえ。最近よくある「大人の××」的なムック本のようだった。あとは以前とほぼ同じ印象。 あ、私は立ち読みです。

もう少し過激な内容を期待してたんだけどな。

こやぎさん,こんばんは。お勤めご苦労さんです。

過激な内容は,元SJ編集部では無理だろうし,記事もストックものではないかと皮肉も言いたくなるようなものでしたね。確かにスカスカ感はあって,妙に紙面に無駄な空白が多いのは非常に気になるところ。

結局,独立的に音楽批評をするって厳しいのかなと思いますが,「ミュージックマガジン」みたいのもありますしねぇ。いずれにしても,もう買わないですね。次回からは間違いなく立ち読み(爆)。

 私も、創刊号読みました。
実際、私が見た海外のコンサートの記事も載っていましたが、私の感想とは、かなり異なります。
日本で知られているミュージシャンのことが無難に書かれているだけのように感じ、最高潮に盛り上がったステージの事が、抜けていました。コンサートには、全員のリスト、プログラム、写真に紙面をさいて欲しいと思いました。
また、そのコンサートに来たお客さんの楽しんだ様子や、季節感、空港からライブ会場までの道のりの楽しさや、チケットの購入の仕方や、美味しい地元の食べ物、モールの紹介、肌に感じる季節感、、この雑誌を、本屋さんで手にした人が、もっと知りたい、家で読み直したい、、、買いたくなる紙面にして欲しいと思いました。
表紙のパットメセ二、私も同意見です。
雑誌の表紙は、10人の人が10人、好感を持ってもらわないと、いけないと思います。
折角、パットメセ二に表紙に出てもらえたのですから、いろんな写真のアングルがあったと思います。改善されるとことを、祈ります。
活字大きいこと、本当ですね!読みやすい。

ひまわりさん,こんにちは。

海外のライブって,呉服屋さんのレポートのことですかね?だとすれば,あの方,完全に道楽モードですから,エスタブリッシュメントばかり追いかけていて,新人の発掘とかには関心がないのでは?と思います。しょっちゅう,誰が家に来たとか言ってますしねぇ。

結局,編集部も変わらず,ライターも変動がなければ,紙面を変えるのは難しいってことでしょうね。

創刊号が届いて、パラパラとめくってみて、ブログに書いてから、じっくり読んでみる、と順番が逆のことをやってます。

ただ、雑誌は書籍と違って、端から読んでいくものというよりは、パラパラめくって気にいったところをじっくり読むというクセがついているので、そこでどこまで引き込むか、ということも重要かも、と思ってます。そういう意味では今のところ、SJ誌とはあまり変わらないですね。

いちおう自分は3号までは見届けて、そこで読み続けるかどうか判断したいと思います。そこまで行けば、ストックも何も関係なく、編集部の実力勝負になってくると思うので。いずれにしても今は雑誌にとっては厳しい時代ですね。

910さん,TBありがとうございます。

私はもっと変わってもいいのではないかという思いが強かったです。結局,今回の創刊号を読んでみても,これまでのやり方を肯定しているようにしか思えません。結局,これではマイナー・チェンジに過ぎないと,多くの読者が気付いてしまうはずです。

ネット時代のメディアの在り方に一石を投じるぐらいでないと,おそらくはダメでしょうし,決定的な強みあるいは差別化要因を持たないと,早晩,SJ同様苦しくなるのではないでしょうか。

それにしても,創刊号なのに読者の意見が載っているってどういうことですかねぇ。

HMVに発注するも、発送が遅れるらしく未だ手にしていません。

この雑誌、期待している人が多いんですね。

メセニーの横のオッサンは、香津美ですよね?
どっちもちょっと変な感じがしますが、実物どおりなら仕方ないでしょう。。

東信さん,こんばんは。

「この雑誌、期待している人が多いんですね。」ということではなく,どう変わってくれるのかが興味深かったというのが私の立場です。

そういう意味で,前身のSJと大きな違いはないし,記事の構成すら大きな違いはないというのがわかってしまうと,何を期待していいのかわからなってしまいました。

もっとほかにやりようがあるのではないかというのが私の正直な感想です。これでは私には駄目ですね。

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