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2010年8月10日 (火)

Elvin Jonesのバースデイ・ライブはMichael Brecker入り

Elvin_jones"The Truth Heard Live at the Blue Note" Elvin Jones Jazz Machine(Half Note)

早いものでElvin Jonesが亡くなってからもう6年以上が経過したが,いつになっても生きているような気がしてしまうのは私だけだろうか。ちまたでは辛島文雄~森山威男が"E.J.'s Blues"なんてアルバムを発表し,実は私も購入済みである。本来なら,そちらの記事をアップすればいいのだが,本家の"E.J.'s Blues"を聞いてからにしようなんて天邪鬼な気分になったので,本日はこれである。

NYCにあるBlue Noteは有名ミュージシャンのBirthday Bashってが得意のイベントになっているが,本作もElvinの72歳の誕生日を記念したライブ・シリーズの実況盤である。発売はElvinが亡くなった後になったので追悼盤というかたちになるだろうが,これがまた何とも賑々しいライブである。

本作の目玉はMichael Breckerの客演ということになるだろうが,Michaelの参加は2曲だけである。しかし,そんなことは抜きにしても,いつもより派手なメンツ(でもド派手ではない)のJazz Machineの演奏が全編に渡って収められている。そうは言ってもMichael Breckerである。誰が聞いてもBreckerにしか聞こえない"Body & Soul"をワンホーンで聞かせ,まずはいいねぇと思わせる。もう一曲の参加曲は何と「五木の子守唄」である。なんでElvinがこの曲を"A Lullaby of Itsugo Village"と呼ぶのかは謎だが,これは奥方の思い込みが原因かもしれないなぁなどと思いつつ,なんでやねんの「花嫁人形」とかもやっていたなぁなんて思ってしまう。まぁそれはさておきであるが,ここでのBreckerは全く子守唄モードではなく,スピリチュアルと言ってもいいソロを展開していて,さすがと思わせる。まぁBreckerのファンはこの2曲だけのためにこのアルバムを買っても損はなかろう。

だからと言ってほかの演奏がダメかと言えばそんなことはない。御大は72歳とは思えない相変わらずのドラミングぶりであるし,Breckerのせいで影が薄くなりそうなAntoine Roneyも善戦している。ピアノのCarlos McKinneyもいい線行っていると思うが,その後,この人はプロデューサー業に転じてしまったようである。ピアニストとして活動を継続していたら,どうなっていたのかと思うが,ちょっと惜しいような気もする。ラッパのDarren BarettはThelonious Monkコンペティション優勝らしいから,実力があるのは当たり前だし,トロンボーンはRobin Eubanksなのだから悪いはずはない(但し,出番は少ない)。

いずれにしても,相当暑苦しいアルバムであることは事実であるが,Elvin Jonesってのはそういう人だったのだと改めて思ってしまった作品であった。でも結構楽しいので星★★★★。

Recorded Live at the Blue Note, NYC on September 11 & 12, 1999

Personnel: Elvin Jones(ds), Antoine Roney(ts), Robin Eubanks(tb), Darren Barrett(tp), Carlos McKinney(p), Gene Parla(b)

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