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2010年8月19日 (木)

1955年のGlenn Gould

Goldberg001"Johann Sebastian Bach: Goldberg Variations" Glenn Gould (Columbia)

バッハのゴールドベルク(正確にはゴルトベルクと書くべきだろうが,慣例に従う)と言えば,Gouldの演奏が決定的な演奏ということになるとは思うのだが,リアルタイムで聞いた81年の再録盤と,この55年の初発盤には,同じ人が弾いているのかというほど違いが大きかった。私は81年盤を聞いてから,この55年盤を聞くという逆順パターンで聞いたので,初めて聞いたときはそれはそれは驚かされたものである。

どちらが好きかと言われると答えに窮するのだが,各々には各々の良さがあると思うし,どちらも個性豊かな名演であることに間違いない。ということで,久々のクラシック・ネタはこの55年録音盤である。この演奏が驚きを以て迎えられたことは,クラシックのアルバムとしては異例のセールスを記録したことからも明らかであろう。その時代のクラシック音楽のリスナーからすれば,「こんな演奏聞いたことない」というのが正直なところだったであろうし,それがさまざまなかたちで多くの人に伝播した結果の好セールスになったと考えるべきだろう。

とにかく,「速くてうまい」という表現が適切である。こんなスピーディなゴールドベルクは私も知らないし,例えばほかのピアニスト(チェンバロでもそうだが)がこうしたテンポで演奏しようとすれば,Gouldのコピーだと誹りを受けるのは間違いないところで,誰もこんな演奏には取り組めない(あるいは取り組もうとしない)から,この演奏の突出度は結局のところ維持されるということになる。

それにしても,このときGould 22歳である。まさに才気煥発,向かうところ,怖いものなしって感じである。久しぶりにこの演奏を聞いたが,やっぱり凄いわ。星★★★★★。ということで,81年盤も聞かねば。

Recorded between June 10 & 16, 1955

Personnel: Glenn Gould(p)

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クラシック」カテゴリの記事

コメント

音楽狂様
この人たまにKeithと比べられたりしていますが、私はMehldauともの凄ーく似ていると思っているのですが如何でしょうか。音の質感や、タイム感の粘り、テクニックといった全てが。バッハを好んで聴くわけではありませんがこの人は私も好きです。

ki-maさん,コメントありがとうございます。

GouldとKeithは違いますよ。共通しているのはうなり(鼻歌?)ぐらいじゃないですか(笑)。Mehldauとの同質性については,全く意識したことがありませんでしたが,今度,注意して聞いてみようと思います。いずれにしても,ご両名とも若い頃から才気がほとばしっていたという点では確実に共通していますね。

中年音楽狂さん、こんばんは。

Gouldは、20代後半の時に出会いました。当時は、ノイズにまみれたロック、ネオGSなどを好んで聴いていたのですが、純粋に「音楽の力」を感じて、すっかり心を奪われてしまいました。
ゴールドベルクの再録盤、インベンションとシンフォニア、ブラームスの間奏曲集がFavoriteです。

ヨシカワさん,こんばんは。

「音楽の力」というのはよくわかるお話です。私は現在ではGouldの演奏を多数保有しているわけではないですが,Byrd / Gibbons,Toccata等は今でも好きですねぇ。

皆さんからコメントを頂くと,たまにはこういう記事も書かんといかんと思っちゃいますね。

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